驚異の全高2m超え! マツダ「車中泊ミニバン」に注目! 屋根に“画期的テント”搭載&大人4~5人が寝られる快適仕様! 復活希望の声もある「ボンゴフレンディ」とは!

手軽にできる「車中泊」が人気となっていますが、そんななか、過去にマツダが販売していたミニバンに改めて脚光が集まっています。復活希望の声も多いという「ボンゴフレンディ」とはどのようなモデルだったのでしょうか。

大人4~5人が寝られる快適仕様!

 アウトドアは今や一過性のブームではなく、豊かなライフスタイルのひとつとして広く定着しました。

 なかでも車中泊は、自由な旅を楽しめる「自分だけの移動基地」として安定した人気を誇っており、昨今のオートキャンプ場の盛況ぶりや、ミニバンやSUVをベースにした「キャンパー仕様」へのカスタムが一般化したことからも、その勢いが伺えます。

マツダの斬新ミニバン「ボンゴフレンディ」がスゴい!
マツダの斬新ミニバン「ボンゴフレンディ」がスゴい!

 そんななか、現在はSUVをメインに展開しているマツダのラインナップにおいて、過去に生産されていたあるミニバンに再び脚光が集まっています。

 ネットを中心に「今の時代だからこそ復活を!」と再登場を願う声も増えているそのモデルこそ、「ボンゴフレンディ」です。

 かつてマツダは個性豊かなミニバンを自社開発していました。そのルーツは1966年に登場した商用ワンボックスの「ボンゴ」にあります。これを乗用向けにアレンジした「ボンゴワゴン」は一般ユーザーからも親しまれ、1980年代には三菱「デリカスターワゴン」のように、4WDやリフトアップを施した本格的なオフロード仕様もラインアップされていました。

 そして1995年に登場したのがボンゴフレンディです。

 マツダの販売店スタッフに当時の人気ぶりについて聞いてみました。

「ボンゴフレンディが登場したのは、衝突安全に対する意識が高まり、かつ今までのワンボックスのアレンジから、フロントにエンジンを搭載した現在のミニバンスタイルが主流になりはじめた過渡期でした。

 フロントのノーズ部分がないキャブオーバーでは衝突安全性に劣るとして、フロントノーズを持ち前方にエンジンを配置するミニバンが数多く登場し、そこで衝突安全性を確保すべくボンゴフレンディではノーズありのボディを採用したのですが、しかし実態はキャブオーバーという不思議な成り立ちのクルマでした」

 4WDやリフトアップで一定の支持を集めていたボンゴワゴンの後継として、ボンゴフレンディに強力なセールスポイントを必要としていたマツダは、「オートフリートップ」と呼ばれるポップアップルーフを装備するグレードを設定。現在のキャンプブームで定番となっているカスタムを、メーカー主導のカタログモデルとして先んじて登場させたのです。

 ポップアップルーフとは、ルーフ部分を持ち上げることで車内の上部に新たな空間を生み出し、車中泊を快適にする装備のことで、屋根の上に折りたたみ式テントを搭載しているようなものといえます。

ちなみに、上下合わせて大人4~5名の就寝が可能。車内のフルフラット席に2~3名、屋根上のテントスペースに2名が横になれるため、家族での車中泊も余裕を持って楽しめます。

 そしてこの装備の影響で、全長と全幅はコンパクトな5ナンバーサイズに収まっているにもかかわらず、全高が2mを超えるために3ナンバー登録になるという、ユニークな特徴も持っていました。

「当時はまだオートキャンプなんて言葉もない時代でしたが、一部のキャンプ愛好家やアウトドア好きなオーナーはかなり喜んでいた記憶があります。フレンディを買うならオートフリートップ付きが定番でした」とマツダの販売店スタッフは語ります。

 当時のボンゴフレンディには、画期的なオートフリートップ仕様のほかに、一般的なノーマルルーフ仕様も設定されており、最終型(2005年)の同じグレード「RS-V」で比較すると、その価格差は約74万円。

 後付けでポップアップルーフを装着しようとすれば100万円前後の予算が必要といわれていることを考えれば、当時採用されていた「ベバストジャパン」製の電動式ポップアップルーフを、新車時から標準に近い形で手に入れられたのは、割安感があったといえるでしょう。

 ただし、前出の販売店スタッフは、ボンゴフレンディの復活を望む声は多いものの、実現は難しいとも指摘します。

「改めてミニバンを開発するには時間も費用もかかります。現状ではトヨタの『ハイエース』のOEMである『ボンゴブローニィワゴン』があります。

 フロントエンジンのマツダ製ミニバンの登場は難しいでしょうが、復活すれば確実に話題にもなりますし、現状のOEM車にマツダで架装して新車種として売り出す戦略でも、かなり面白いでしょう」

※ ※ ※

 現在の市場において、オートフリートップ付きのボンゴフレンディは流通数が限られているものの、100万円から200万円前後という比較的手の届きやすい価格帯で見つけることができます。

 登場から20年以上が経過しているため、走行距離の多い個体が目立つのも事実であり、購入の際はその後のメンテナンス費用も考慮しておく必要がありますが、現代のクルマにはない魅力を持った一台であることは間違いありません。

【画像】超カッコいい! これがマツダの「車中泊ミニバン」です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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