冬はクルマの窓が曇って「迷惑」です。イライラして運転に支障が出ますが、どうすればいいですか?「水道水」で拭いたらダメって本当ですか?
結露じゃないのに窓が曇る? その原因は
その原因は「汚れ」です。汚れの要因はさまざまですが、空気中のチリ、ホコリが主な原因となります。

この場合「水道水で濡らして絞った布で拭く」のは、さらにウインドウを曇らせる行為となります。というのは、水道水にはカルキや微量のミネラルが含まれており、水が蒸発するとその成分が窓に付着し曇りの要因となるからです。
洗車専門店などのプロは、業務用のろ過器を使って水道水の不純物を取り除き「純水」を使用しています。
一般家庭で業務用のろ過器は高価で大げさ、コスパが非常に悪いものとなりますが、ドラッグストアなどで売っている「精製水」なら安価に手に入れることができます。
精製水を買うのがめんどうという方は、水道水で拭いたあとに乾いた清潔な布でカラ拭きをしましょう。このとき、マイクロファイバーを使うとより効果的できれいになります。
水道水では汚れが落ちにくい場合は、市販の窓ガラスクリーナーや消毒用エタノールが使えます。ただ、手指消毒用エタノールには油分が含まれていることがあるので、余計に窓が汚くなることがあるので注意が必要です。
また、昔ながらの方法、新聞紙で拭くというのもの効果的です。新聞のインクが適度に窓の油分などの汚れを落としてくれます。
クリアな視界の確保は、安全運転の基本のひとつ。日頃のウインドウのメンテナンスもお忘れなく。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




















































