約270万円! ホンダ「シティ」がスゴい! 精悍デザイン&「ちょうどイイ」サイズ! VTECターボもある「現役コンパクトモデル」とは
1980年代に一世を風靡したホンダ「シティ」。国内では絶版モデルとなって久しいですが、海外ではいまだ現役で人気を博しています。どのようなクルマなのでしょうか。
日本では消滅! しかし海外では現役の「シティ」とは
1980年代に絶大な人気を誇ったホンダ「シティ」ですが、その後日本での販売は終了しています。
しかし海外では引き続き販売され、スポーツグレードを有した人気モデルへと成長を果たしました。どのようなクルマなのでしょうか。

コンパクトハッチバックモデルの初代シティは、斬新なデザインもさることながら、軽快でコミカルなCMも話題となり注目を集めました。
追加グレードの「ターボ」は100ps、「ターボII」は110psを発揮し、車重の軽さもあって、じゃじゃ馬なホットハッチとして刺激を求めるユーザーの心を、オープン仕様の「カブリオレ」は流行に敏感なユーザーの心を掴みます。
1986年にはフルモデルチェンジを実施。2代目シティはロー&ワイドなスタイルと700kgを切る車重で高い走行性能を有し、サーキットやジムカーナといったモータースポーツで人気を博します。
しかしシンプルなデザインやターボグレードの非設定といった変更により、初代ユーザーの乗り替えを獲得できず、販売台数は低迷。1995年で販売を終了します。
日本国内でのシティはこの2代目モデルで姿を消しますが、アジアを中心とした新興国ではシティの認知度は高く、新興国向けモデルとして継続。1996年、2代目「シビックフェリオ」をベースとしたセダンとして3代目シティは登場します。
2002年、2008年、2014年と、シティは順調にフルモデルチェンジを果たし、いずれもコンパクトカー「フィット」をベースとしたコンパクトセダンで販売。
なかでも3代目モデルは「フィットアリア」という名称で、6代目モデルは「グレイス」という名称で、それぞれ日本でも販売されました。
そして2019年、現行型となる7代目モデルが登場しています。
これまで海外で生産されてきたシティは4ドアセダンのみで、7代目も同様に4ドアセダンで登場しましたが、翌2020年に5ドアハッチバックモデルが追加されます。
ボディサイズは、セダンが全長4589mm×全幅1748mm×全高1480mm、ハッチバックが全長4369mm×全幅1768mm×全高1501mm(ともにRS/タイ仕様)。
ミドルクラスの「シビック」に似た精悍なフロントフェイスが採用された7代目モデルには、セダン、ハッチバックともに上位グレードとしてスポーティな「RS」を設定しており、「廉価モデル」というイメージからの脱却が果たされます。
なかでもシティ ハッチバック RSはスポーティに仕立て上げられ、抜群のフロントフェイスとの相性を見せます。全体的なスタイルの良さもあり、シティ ハッチバック RSは若いユーザーから支持を集めます。
特にタイはモータースポーツの人気が高く、現地のホンダ法人はシビックとシティのワンメイクレースを開催。
フジツボのエキゾースト、テインの車高調、ヨコハマのタイヤといった、日本でも馴染みのあるメーカーのパーツをまとった車両の格好良さが、シティ ハッチバック RSの人気を後押しします。
2025年初頭には、シティ ハッチバック RSはマイナーチェンジを実施し、フロントグリルやロアグリル、アンダースポイラー、ホイールのデザインを変更。スポーティさに一層の磨きがかけられました。
現行型シティのエンジンは、タイのみ1リッター直列3気筒VTECターボエンジンと、ハイブリッドのe:HEV仕様が設定され、他の地域では1.5リッター直列4気筒エンジンが搭載されます。
ちなみにタイにおける販売価格は、セダン、ハッチバックともに59万9000バーツ(約267万円)から79万9000バーツ(約357万円)です。
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もし日本に持ち込まれれば、トヨタ「ヤリス」のライバルとなるシティ。
現在のところ輸入販売のアナウンスはありませんが、前述の通り過去にはセダンモデルが販売された実例もあり、密かに期待したいところです。
日本でも売ってほしい!
フィットクラスがやっぱり良いサイズ感なのに、肝心のフィットがあんなんだから買う気にならん!
ナビ画面が寝過ぎてるのが器になるけど…
今タイでトヨタのピックアップ乗っててそれなりに満足してるけど、あと1台にシティのハッチバック狙ってます。昨日ディーラーに行ってきましたが、私的には小回りの利くちょうどいい大きさだし、ホイールベースもそこそこ長いので乗り心地も良さそうです。しかし最近の車の内装は黒ばかりなのが残念。