トヨタ新「ハイエース」発表! 20周年記念の特別な「ダークプライムS」がカッコいい! 超ロングセラーの「商用バン」いまだに人気が衰えないワケとは
登場から20年を迎えたトヨタ「ハイエース」の特別仕様車が設定されました。20年経過した今でも人気が衰えない同車ですが、何が魅力なのでしょうか。
フルモデルチェンジせずに20年が経過した「ハイエース」
2025年2月7日、トヨタはハイエースの特別仕様車「スーパーGL“DARK PRIME S”」を設定しました。
これは「200系ハイエース20周年を記念したモデル」としての側面も持たせたものですが、さらに20周年を記念したフロントドアスカッフプレートをこの特別仕様車を含む「スーパーGL」にオプションで設定しました。

商用車ではモデルライフが長くなることは多くありますが、フルモデルチェンジをせずに20周年を迎えるのはあまり多くありません。
これだけモデルライフが長いと人気が下火となりそうですが、ハイエースに関してはそのようなことはなく、中古車市場でも高値が続いている現状です。
実際にハイエースオーナーからは「程度の良い中古車を探したけど、市場価格を考えたら新車を待った方が良い」という声もあるほどで、現行モデルである200系ハイエースの人気が依然として高いことが伺えます。
ではなぜここまで200系ハイエースは人気なのでしょうか。
ハイエースは仕事道具として使われる商用ニーズが中心のクルマであり、求められる性能は、積載量や耐久性といった機能性を追求した部分が大きくなっています。
そしてそれらの性能が極めて優れているのが人気の理由のひとつと言えます。
もちろん他メーカーの商用モデルでもこれらの性能は重視して開発されていますが、海外市場でもハイエースのタフさは高く評価されていて、正に折り紙つき。「ハイエースを選んでおけば間違いない」という声が、さらにハイエースを人気に押し上げているのです。
そしてその人気を押し上げる点として、リセールバリューの高さもあります。
法人需要なども考えると、手放すときのクルマの価値となるリセールバリューは一般的なモデルよりも重要視されるポイントです。
乗り換えを検討した際に、リセールバリューが高いから次もハイエースという選択へ自然となりやすいのもあるでしょう。
またカスタマイズパーツが豊富なことも魅力的です。
人気車種であるためカスタマイズベースとしても幅広く活用されており、アフターパーツが多く流通していて、同じ車種でも他と違った個性を出しやすいのも人気の背景にあり、ハイエースカスタムがビジネスとして確立されているのです。
乗用にも適したトップグレードとなるスーパーGLが用意されているのもハイエースが人気の理由と言えるでしょう。
このグレードは商用モデルでありながら、充実した装備と比較的豪華な内外装になっていて個人ユースでもアリと思わせる仕様になっています。
仕事とプライベート、両方を1台のクルマでカバーする自営業の職人やメカニックなどに好まれそうな仕様が存在しているのも人気の理由でしょう。
もちろん同クラスのライバルもハイエースと同じく、様々なボディやグレードを展開し、需要に応えようとしています。しかし、ハイエースが築き上げてきたブランド力には敵わないのが現状です。
今後ハイエースのフルモデルチェンジはあるのか、200系ハイエースの人気と進化はどこまで続くのかも注目したいポイントです。
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