約2000万円! 超高級なトヨタ「新クラウンパトカー」がスゴイ! “白黒ボディ×赤色灯”搭載の16代目「正統派セダン」ベースで登場! 水素社会の実現に向けた取り組みとは
トヨタは水素社会の実現に向けて様々な取り組みを行っています。直近では第3世代のFCシステム「新型燃料電池システム」を初披露するほか、福島県警察では「クラウンセダンFCEV」をベースとした白黒パトカーを導入しています。
新「クラウンパトカー」には16代目クラウン採用!
2025年2月19日には、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて世界最大級の水素インフラの専門展「H2&FC EXPO(水素・燃料電池展)」が開催。
このイベントでトヨタは、第3世代のFCシステム「新型燃料電池システム」を初披露すると発表しています。
また最近では市販されている燃料電池車(FCEV)「クラウンセダン」をベースとしたパトカーが運用開始されるなど、水素社会の実現に向けた様々な取り組みが始まっています。

トヨタは水素社会の実現に向けた様々な取り組みを行っており、2014年に初のFCEVとして「MIRAI」を発売。
FCEVとは、水素と酸素の化学反応で発電してモーターを駆動する「燃料電池自動車」のことで、2020年にはMIRAIの2代目モデルも誕生しました。
また、バスや鉄道、定置式発電機などに向けたトヨタのFCシステム供給も、長年にわたってグローバルに実施。
東京都や福島県、福岡県などでは、パートナー企業とともに商用分野の社会実装に向けた活動を進めており、九州ではFCEVのゴミ収集車も展開されています。
そんなトヨタの、未来の水素社会に向けた取り組みのひとつと言えるのが、福島県警察は2024年12月25日に発表した、トヨタ「クラウンセダンFCEV」をベースとした新型の白黒パトカーの導入です。
クラウンシリーズにFCEVモデルが登場したのは、現行モデルである16代目からで、さらにパトカーとして採用されるのは今回が全国でも初めてのこと。
福島県は「脱炭素社会の実現に向けた水素利用推進事業」に取り組んでおり、今回発表されたクラウンセダンFCEVパトカーの導入は、その一環であるといいます。
発表された2024年12月25日には県警本部庁舎前で式典が行われ、福島県警察の公式SNSでは以下のような投稿がされました。
「福島県及び福島県警察は、水素社会の実現に向け、県民の皆さんに水素を身近に感じていただくため、トヨタ自動車との連携のもと、最新のクラウンFCEVをベースにした燃料電池パトカーを全国に先駆けて導入しました。
県民の安心・安全を守るため、皆さんの街を燃料電池パトカーが走ります」
ちなみに導入されたクラウンセダンFCEVパトカーは、あくまでも1台のみ。
交通機動隊に配備され、導入価格は赤色灯などの追加装備費用を含んで約2000万円との発表です。
脱炭素社会の実現に向けた水素利用推進事業への取り組みの一環として導入された、このクラウンセダンFCEVのパトカーは、地球環境に配慮しつつ秩序を守る、まさに未来志向で先進的なパトカーといえるでしょう。
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今回のH2&FC EXPOで披露されるトヨタの第3世代FCシステムは、長年にわたるFCEVの運用と実証から得られた知見・技術をもとに開発され、耐久性能や燃費性能の向上、さらにメンテナンスフリーとコストの大幅削減を実現しているとのこと。
これについてトヨタは、「新たに開発した第3世代FCシステムに加えて、各地域の行政や意志あるパートナーと連携し、水素社会の実現に向けて、引き続き、貢献してまいります」と説明しており、2026年以降に日本や欧州、北米、中国などの市場へと順次投入することを予定していると言います。
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