三菱「新パジェロ“S”」発表! “7人乗り”&“最安価”な「プライム」進化! ジムニー超え「最低地上高」もイイ「ラダーフレームSUV」泰国に登場
三菱のタイ法人は2025年2月3日、ピックアップトラックベースのSUV「パジェロスポーツ」のエントリーグレード「プライム」の新たな一部改良モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
7人乗りSUVの新最廉価モデル!
三菱のタイ法人は2025年2月3日、ピックアップトラックベースのSUV「パジェロスポーツ」のエントリーグレード「プライム」の新たな一部改良モデルを発表しました。

パジェロスポーツは、三菱の黄金時代を支えた本格SUV「パジェロ」で培ったオフロード性能や信頼性を継承するミドルサイズSUVです。
ルーツはパジェロの派生モデルとして1996年に日本で生産、販売が始まった「チャレンジャー」で、三菱が車種整理や海外戦略を進めるに伴って、生産、販売の中心をASEAN諸国へシフト。
現行モデルは、2015年に登場した3代目で、ピックアップトラック「トライトン」(先代モデル)と同じラダーフレーム構造を採用。80か国以上で販売されています。
ボディサイズは全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm。最低地上高はスズキ「ジムニー」を超える219mm。乗車定員は2-3-2の7人乗りです。
パワートレインは2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジン(最高出力184ps・最大トルク430Nm)に6速ATを組み合わせており、駆動方式は2WDと4WDを設定しています。装備差によるグレードは「エリートエディション」と「プライム」の2種類です。
今回、エントリーグレードのプライムを対象に行われた改良では、装備の拡充により、安全性と快適性の向上を図りました。
具体的には、計器パネルのフルデジタル化(8インチディスプレイ)、運転席にパワーランバーサポートの追加、サイドカーテン&ニーエアバッグの追加。
また「ダイヤモンドセンス」という名の安全運転支援システムに、レーンチェンジアシスト付きブラインドスポットウォーニング、リアクロストラフィックアラートを追加しました。
上級グレードのエリートエディションと比較しても遜色のない装備内容としながらも、価格は据え置きの138万9000バーツ(約620万円)としました。なお、エリートエディションは一部パーツの黒塗りによって精悍な雰囲気を強めているのが特徴で、価格は157万9000バーツ(約710万円)からとなっています。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































