ヤマハ、電動トライアルバイク「TY-E」を開発し世界選手権へ参戦

ヤマハは、電動トライアルバイク「TY-E」を開発し、FIMトライアル世界選手権”TRIAL E クラス”へ初参戦します。

バイクレースの世界にも次々と電動化の波が押し寄せている

 ヤマハ発動機は、電動の特長を活かした電動トライアルバイク「TY-E」を開発し、2018FIMトライアル世界選手権”TRIAL E クラス”へ黒山健一選手が初参戦します。

電動トライアルバイク「TY-E」

 この車両は現在東京ビッグサイトで開催中の「東京モーターサイクルショー」ヤマハブースへも出展されております。2018年3月24日(土)、25日(日)の二日間、全日本トライアル選手権 IAスーパーにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦中の黒山 健一選手が会場でデモ走行をおこないます。

 今回の「TY-E」は、当社“Evolving R&D(エボルビング R&D)”活動から生まれた先行的な開発車両です。

 “Evolving R&D”活動は、研究開発統括部にて行われる業務時間の5%を利用し、個人の裁量のもと、イノベーション創出のために従来の枠にとらわれない自発的・自律的な活動ができる機会を提供する活動です。

 ヤマハは、この活動の中でEV開発の課題である「コンポーネントの高出力小型軽量化」「意のままに操れる運転のし易さ」を克服すべく、競技用トライアルモデルに着目し、開発に取り組んだとしています。

 「TY-E」の特徴は、高い走破性を可能にする高回転型の小型高出力モーターを搭載し、極低速から高速域まで優れたレスポンス、パワーフィーリングを実現するモーター制御技術採用しています。

 車体は、最適な剛性と新設計された小型高出力電池パックの格納スペースを確保しながら軽量化を突き詰めたモノコックフレームを採用し、ダイナミックなライダーアクションを妨げない限界まで突き詰めたスリムなスタイリングです。

電動トライアルバイク「TY-E」装備

 なお、2018FIMトライアル世界選手権”TRIAL E クラス”は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催する電動トライアルマシンのみが参加可能な、唯一の世界選手権です。

 昨年の6月24-25日フランス Lourdes(ルルド)にて初開催され、昨年度は11名の選手がエントリーし、スペイン出身のMarc COLOMER (マーク コロメ)選手が初優勝しています。

 2018年は、7月14-15日フランス Auron(オロン)、7月21-22日ベルギー Comblain au Pont(コンブレン オー ポン)の全2戦が予定されています。

●「東京モーターサイクルショー」で行われる、電動トライアルバイク「TY-E」デモ走行スケジュール

・3月24日(土)
1回目 11:30~12:00
2回目 13:00~13:30
3回目 15:30~16:00

・3月25日(日)
1回目 11:30~12:00
2回目 14:30~15:00

【了】

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