毎年、数多くのチューニングカーやカスタムカーで賑わう東京オートサロン。2025年は1月11日から13日の3日間、千葉県の幕張メッセで開催され、多くの来場者を楽しませてくれました。

【画像】超カッコイイ！ “6速MT”の日産「GT-R」を画像で見る（30枚）

　そんな中「CREWCH（以下クルウチ）」が製作した6速MT仕様の日産「GT-R（R35型）」は、高い注目を集めていました。

　クルウチは三重県明和町の自動車販売店で、カスタムやチューニングなど、幅広く対応しています。

　とくにGT-R（R35型）はファインチューニングからフルコンプリートまで数多くの実績があり、ユーザーからも絶大な信頼を得ています。

　GT-R（R35型）は「スカイライン GT-R」の後継モデルとして、2007年に誕生したスーパースポーツカー。

　3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」にデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、回頭性とトラクションを両立させるアテーサE-TSを介して四輪を駆動し、その確かな性能で世界中から高い評価を受けています。

　そんなGT-R（R35型）の“マニュアル化”を行ったクルウチ。その背景には「スポーツカーはやはりマニュアルトランスミッションで操りたい」という声が多数見受けられたといいます。

　ミッションはスカイラインGT-R（R34型）のゲトラグ製6速MTを採用し、デフも同社の「シーマ」用のものに換装しました。

　当然ながら、GT-Rの真骨頂でもある「アテーサE-TS」も正常に働き、旋回性能と車両安定性を高い次元で両立しています。
　
　一方、エンジン周りこそオリジナルの状態ですが、エクステリアにおいてはトップシークレットのエアロパーツとガルルコーポレーションのカーボンルーフラッピングでアグレッシブさを表現しています。

　ほかにも足周りをニスモ、ブレーキをエンドレスに換装することで、操安性の向上につなげています。

　なお、ホイールはレイズ「TE37」、タイヤはヨコハマ「アドバン ネオバ（F 255／40R20　R255／40R20）」に換装されていました。

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　今回の開発に関して代表からは、「『あったらいいな』という気持ちがきっかけで制作されたものです。このクルマも需要はあるのにメーカーが作らないものを作ると言う気持ちで制作しました」ということでした。
　
　なお、市販化については、販売するなら1500万円からと語っていました。