住友ゴムが世界中で「DUNLOP」を展開! グッドイヤーから欧州・北米などでの商標を25年5月に取得! 取得額は約826億円

住友ゴム工業がDUNLOPをグローバルでプレミアムタイヤブランドとして展開へ

DUNLOPをグローバルでプレミアムタイヤブランドとして展開

 2025年1月8日に住友ゴム工業は、欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤの「DUNLOP(ダンロップ)」商標権等をThe Goodyear Tire & Rubber Company(以下「Goodyear社」)から取得することについて発表しました。

 なお、譲渡契約を締結は日本時間1月8日(米国時間1月7日)に行っており、クロージングは2025年5月を予定しており、取得額は526百万米ドル(約826億円)です。

DUNLOPをグローバルでプレミアムタイヤブランドとして展開!(画像は「シンクロウェザー」発表会にて)
DUNLOPをグローバルでプレミアムタイヤブランドとして展開!(画像は「シンクロウェザー」発表会にて)

 これまで欧州・北米・オセアニア地域におけるDUNLOPブランドは、Goodyear社が所有していました。

 そのため欧州・北米・オセアニア地域において住友ゴム工業は、FALKEN(ファルケン)ブランドで展開してきました。

 今回、グローバルでDUNLOPブランドを活用することで、その歴史や知名度を活かしつつ、独自の先進技術を搭載した商品で他社との差別化を図るとともに、次世代モビリティー社会の要求に応えていくとしています。

 具体的には、新技術「アクティブトレッド」を搭載した新商品として、あらゆる路面にシンクロする次世代オールシーズンタイヤを新発売するほか、さらにはプレミアム車両向け新車用タイヤ、モータースポーツ等に注力していくといいます。

 今後、欧州・北米・オセアニア地域でも高い認知度を持っているDUNLOPブランドを活用することで、販売本数の増加やGoodyear社の販路を活かすことで、とくにプレミアムタイヤの商品比率を2040年の40%から2030年には60%まで引き上げていくとしています。

 また、これまで欧州・北米・オセアニア地域で展開してきたFALKEN(ファルケン)ブランドは、各地域で培った商品企画力やマーケティング力を生かし、ファン層に向けたエッジの効いた商品等に注力していくようです。

 両ブランドでの事業展開を通して、各地域での販売本数を増やすとともに、プレミアム商品比率の向上を図っていきます。

欧州・北米・オセアニア地域での四輪タイヤDUNLOP商標権等を米Goodyear社より取得
欧州・北米・オセアニア地域での四輪タイヤDUNLOP商標権等を米Goodyear社より取得

 住友ゴム工業の代表取締役社長・山本悟氏は次のようにコメントしています。

「当社グループは、1980年代に各国のDUNLOP社を買収し、日本に加えて欧州、北米でもDUNLOPブランドのタイヤを生産・販売していた歴史を持っています。

 今回の取得によりほぼ全世界でDUNLOPブランドを使用できるようになったことは、当社グループにとって大きな機会であり本当にうれしく思います。

 今後は新たに権利を得た地域はもとより、既存の地域も含め、DUNLOPブランドを最大限有効に活用し、Purpose(パーパス:私たちの存在意義)である『未来をひらくイノベーションで、最高の安心とヨロコビをつくる』の実現に向けた取り組みをさらに加速させます」

※ ※ ※

 なお、DUNLOPは住友ゴム工業の基幹ブランドに位置付けられており、タイヤ事業とスポーツ事業の共同でブランド強化活動も推進していくようです。

 さらにモータースポーツでのブランド投資やテニスでのグローバルマーケティング活動を加速させていくことで、全世界におけるDUNLOPブランドの価値を高め、ユーザーに選ばれるブランドに育てていくとしています。

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