2025年は「道路開通ラッシュ」!? 悲願の「全線開通」路線も! “鉄道廃止区間”にも次々と高速道路が!? 全国どこでどんな道路が完成するのか
悲願の「ぐるり一周」まであとわずかに!?
【東北】
●日本海東北道 象潟IC~小砂川IC、二ツ井今泉道路
新潟から青森を日本海側につなぐ壮大な高規格道路も、気づけばほとんどが開通しました。JR羽越本線や奥羽本線に相当するネットワーク路線です。そのなかで数少ない未開通部が、山形・秋田県境の「遊佐象潟道路」区間です。そのうち秋田県側から県境付近までの9.9kmが、2025年度開通予定です。
もうひとつが、能代~大館でポツンと途切れた最後の未開通部「二ツ井今泉道路」です。ここがつながれば、いよいよ秋田県内はまるごと「東北道直結」となります。
●下北半島縦貫道路 むつ南バイパス、横浜南バイパス、横浜北バイパス
野辺地から分岐して、下北半島へのアクセスを強化する高規格道路です。JR大湊線に相当する路線です。すでに全線事業化済みで、南半分は完成。むつ市内も完成。2025年度に、北からは5.3km、南からは8.5km延伸予定です。
●東北中央道 横堀道路
東北横断道は福島から山形・新庄を経て、横手で東北横断道に直結する計画です。山形新幹線と同じく新庄市内までは開通済みですが、そこから横手までがまだブツ切れ状態です。
そのなかで、横手から湯沢町の「雄勝こまちIC」まで開通済みの北部区間が、さらに3.7km延伸するのが「横堀道路」工区です。2025年度開通予定です。
【東海・中部】
●東海環状道 大安IC~いなべIC、大野神戸IC~本巣IC~山県IC
新名神~名神~東海北陸道を南北に直結する夢のルートとなります。新名神~名神の未開通区間が大安~いなべ~養老ですが、三重・岐阜県境のいなべ~養老はトンネル工事の遅れで2026年度となる見通し。その手前までが「2024年度中」に開通予定です。
いっぽう名神~東海北陸道の未開通区間では、大野神戸~本巣が難工事で2025年度に遅れる見込み。本巣~山県が今年3月までには先行開通となります。
●三遠南信道 東栄IC~鳳来峡IC
浜松からまっすぐ北進し、日本有数の山岳地帯を貫いて、飯田で中央道へ直結します。悲願の「浜松~長野」最短ルートとなります。
浜松いなさJCTから13.9km先の鳳来峡ICまで開通済みですが、そこから東栄ICまで7.1kmが、2025年度に開通予定です。
【中国】
●山陰道 出雲IC~出雲湖陵IC~出雲多伎IC、石見三隅IC~遠田IC
舞鶴若狭道から分岐し、豊岡・鳥取・米子・松江…と日本海側を西進して山口県へ至る壮大な高規格道路です。JR山陰本線に相当するネットワーク路線です。気づけばかなりの距離が開通済みで、東西に長い島根県も、石見から西が未開通という段階に達しています。
そんななか、途中でブツ切れになっているのが出雲区間で、そこがついにつながります。開通予定は2025年3月2日です。
さらに、その「石見から西」も、2025年度に「三隅・益田道路」工区15.2kmが延伸予定。ついに益田市内へ突入していきます。なお、益田市内では2工区がブツ切れで先行開通しています。
「九州道からの分岐部(都城IC~乙房IC)」の『九州道』→宮崎道
誤 東関東道と接続する志布志IC
正 東九州道と接続する志布志IC
間違い多いよ