ホンダ「N-VAN e:」荷室に“コタツ”搭載!? 冬でもめちゃ暖かい「車中泊仕様」がスゴい! 電気を活用したアウトドアの提案とは?

N-VAN e:が「移動アトリエ」&「作業場」になった!

 同じN-VAN e:でも、写真家で登山家の小川元貴さんのコーディネートは写真家らしく現場での写真の編集作業を考えた仕上がりになっていました。

 風景写真を撮るため、さまざまな場所に行き素敵な写真を撮っている小川さんも実はN-VANユーザー。

 自身のクルマは多くのカスタマイズが施され、どんな場所にも行ける仕様になっていました。

「N-VAN e:」が移動可能な仕事場にも変身
「N-VAN e:」が移動可能な仕事場にも変身

 小川さんは「風景写真は自然の気象現象に左右されるので何日も天候待ちをする場合があります。また、朝焼けや夕焼けなどその時間に良いポイントにいないと撮れない風景もあります。すると必然的に車中泊を行うことが多くなってきます。そこで今回は撮影をしてその場で編集作業を行い発表できる環境と、待ち時間に車中泊ができる提案を行ってみました」と言います。

 ruiさんと同じく、ラゲッジスペースにラゲッジマット TPOタイプを敷かれたラゲッジ部分にマットを敷いて寝袋セット。シェードもしっかり張られて完全な車中泊仕様を実現。

 ルーフインナーサイドパイプとルーフインナーラック、ルーフコンソール、有孔ボードを使えば車内に散らかる荷物も綺麗に整理することができます。

 車両後端にローテーブルをセットしノートPCを広げればそこはもうすぐに作業場に変身。

 電源は、外部給電器 Honda Power Supply Connectorからケーブルを繋ぎ、外部電源入力キットを使い、車内のコンセントから電気を取り出しています。

 ノートPCやデータ保存用のハードディスク、Wi-Fiルーター、カメラのバッテリーの充電など何かと電気が必要になりますが、N-VAN e:の29.6kWhのバッテリーがあれば何も問題ないと言います。

 さらに、外部給電器 Honda Power Supply Connectorからストロボの電源を繋いで、屋外撮影も行えるとのこと。

 自然豊かな環境のなかで日中シンクロのストロボを発光させて撮影することもできると言うから驚きです。

 車内で編集作業を行い、気が向いたらリアにタープを張り、屋外で料理やコーヒーを飲みながら、撮影に適した時間まで待つと言った使い方も。なんとも優雅な時間の使い方です。

※ ※ ※

 どちらのN-VAN e:も電気という生活に欠かせないものを有効活用した提案でしたが、そもそもN-VAN e:の車内はギリギリまで四角くし、荷物を積載しやすくしている設計もあり、車中泊にピッタリな軽バンとなっています。

 EVは航続距離が心配だと思う人もいるかもしれませんが、ruiさんは「充電が必要になるならば、それに合わせた移動時間や距離を考えたプランを立てれば良いだけで、車中泊はそういう柔軟な発想で生活を送れます。電気があることで今後の可能性が広がると思えました」とコメント。

 EVならば、車中泊をしている時にエアコンを使えるというメリットもあり、蒸し暑い夏も快適に過ごせるでしょう。

 冬も、今回の提案にもあったコタツや電熱マットで暖を取ることが可能。「EVで車中泊」のあらたなスタイルになるかもしれません。

【画像】「えぇぇ!」 これがコタツを搭載した「車中泊N-VAN e:」です! 画像を見る(30枚以上)

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Writer: 雪岡直樹

1974年東京生まれ。フォトスタジオアシスタントを経てフリーランスのフォトグラファーへ。雑誌やWeb媒体の撮影を担当。自動車雑誌の撮影と並行してユーザーインタビューやイベントレポートを担当することで、ライターとしても活動。国内最高峰のレース「SUPER GT選手権」を長年取材。新車情報やレースレポート、イベントレポートなどを雑誌やWebに寄稿する。

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