ホンダ「N-VAN e:」荷室に“コタツ”搭載!? 冬でもめちゃ暖かい「車中泊仕様」がスゴい! 電気を活用したアウトドアの提案とは?
ホンダのEVタイプの軽商用バン「N-VAN e:」を活用した車中泊とはどのようなものなのでしょうか。ホンダの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスのアイテムを使った2つの提案を紹介します。
「N-VAN e:」で車中泊!
ホンダ純正アクセサリーを企画・開発・製品化を行うホンダアクセスは、内外装をカスタムするさまざまなアイテムを手掛けています。
純正アクセサリーを取り入れたアウトドアへの提案が冬のキャンプ場で行われたのですが、そこには度肝を抜くアイデアが溢れていました。
前日には小雪がパラついたという那須高原のオートキャンプ場で撮影会が行われたのですが、冬のキャンプは焚き火をしながら暖を取るのが逆に楽しいものです。
ホンダの軽商用EV(電気自動車)バン「N-VAN e:」と純正アクセサリーを活用した冬の車中泊の提案として、年間300日を車中泊で過ごすというインフルエンサーruiさんがコーディネートした車両には、なんとコタツがセットされていました。
「今回のコラボのお話しをいただいた時にどうしようかと考えた時に、お正月も近いしコタツだなと考えて、N-VAN e:の荷室のタイヤハウスの内側に合うちょうどいいサイズのコタツを探して設置してみました」(ruiさん)
ruiさん自身もガソリン車の「N-VAN」ユーザーであり、年間300日を車内で寝泊まりするという車中泊のベテランです。
N-VANも車中泊も知り尽くしたruiさんは、「N-VANのアクセサリーに『ラゲッジマット TPOタイプ』というアイテムがあり、助手席からラゲッジ全体を覆うマットなのですが、これが思いのほかクッション性があり、床面はこのマット敷くだけで十分でした。その上にコタツの敷布団を敷くだけで座り心地も寝心地も良いです」と言います。
コタツは車内寸法に収まる小型サイズのものを探し、“お値段以上”というキャッチフレーズでおなじみの「ニトリ」で見つけたのこと。
「コタツの横幅が80cmなのでN-VAN e:の車内にぴったり収まります。敷布団と掛け布団は同じくニトリのNウォームという商品を取り入れて、こたつの電源を入れれば十分暖かく車中泊ができます」(ruiさん)
試しにコタツに入らせてもらうと、ほっとする暖かさを感じることができ、寒い冬でも快適に過ごすことができます。
気になるのはコタツの電源の確保です。
N-VAN e:は29.6kWhのバッテリーを搭載しており、WLTCモードで245kmを走行することができます。
フロント部分に普通充電と急速充電のポートが用意され、6kWの普通充電は約4.5時間で満充電になり、50kWの急速充電器では約30分で80%の充電が可能です。
そしてこの車両に積まれているバッテリーに充電されている電気は、AC外部給電器 Honda Power Supply Connectorを使うことで、最大出力1500Wの“走る蓄電池”として使うことができます。
この外部給電器 Honda Power Supply Connectorにケーブルを繋ぎ、外部電源入力キットを使うと車内のコンセントから電気を取り出すことが可能となり、車内のコタツや電気を賄っています。
コタツは300Wという省電力タイプで、最大容量1500Wの電気量から考えれば相当余裕を持っているのが分かります。
計算した結果、29.6kWhのバッテリーを持つN-VAN e:で、走行に使う電気をバッテリーに約半分残すとした場合、コタツは約40時間程度使えるそうです。
約40時間コタツに入りっぱなしということはないでしょうから、2泊3日程度であればコタツで車中泊ができる計算です。
もちろん最大出力1500Wを超えないように使う電気製品の容量を把握しておくことは重要です。
「今回は簡単に車中泊ができる車両の提案なので、窓に張る貼るシェードなどは用意せず、ルーフインナーサイドパイプとルーフインナーラック、ルーフコンソールを使い装飾したのと、100均で売っている伸縮棒に簡易カーテンを付けて、とりあえず目隠しをしてみた程度ですが、ちゃんと車中泊をするにはシェードなどを付けた方が良いと思います。
簡易カーテンも夏なら窓を開けておいて外の空気を取り入れたりするときの目隠しとかにもなりますので、『こういう方法もある』ということを知ってもらえればと思います」(ruiさん)
車中泊では周りからの目線も気にした方が良いというアドバイスをもらいました。
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