トヨタ「スープラ」生産終了? あくまでも現行A90なの? 次期型は? 17年ぶりに復活させたトヨタ・豊田会長に直接聞いてみた!

結局どうなる? スープラ復活させたトヨタ・豊田章男会長に聞いてみた!

 それはスープラを復活させた張本人に聞いてみるのが1番です。

 そこでTGRラリーチャレンジ最終戦(豊田市)でデモランを行なうために豊田スタジアムに表れた豊田氏を直撃。

 すると、筆者(山本シンヤ)に笑顔でこのように答えてくれました。

「トヨタは…クルマは何年かでモデルチェンジしてこそのクルマなんです。

 僕が何で『もっといいクルマづくり』と言ったかと言うと、当時のトヨタは滅茶苦茶ドロップしたからです。

 新しい名前のモデルばかり作っていたのでモデルの繋がりも無くなりました。

『自分の時だけこの新車を出したよ』と言うそういうメーカーではないよ、と気持ちを持っています。

 だから、私はスープラを復活させました。

 更にカローラやヤリスは群にしましたし、ウワサではセリカも出てくる(笑)。

 要するにトヨタと言う会社は、代々商品を引き継がなければダメだと。

 クラウンは明治維新を迎えたでしょう。

 何が言いたいかと言うと、トヨタという会社は『ブランド』します。

『ブランド』を大切にしなければダメだと言うことです。全然答えになっていないですね…」

「2019北米国際自動車ショー(デトロイトショー)」で世界初公開されたときの5代目「GRスープラ」(A90型)初期モデルと、プレゼンテーションをおこなう豊田 章男社長(当時)
「2019北米国際自動車ショー(デトロイトショー)」で世界初公開されたときの5代目「GRスープラ」(A90型)初期モデルと、プレゼンテーションをおこなう豊田 章男社長(当時)

 明確には語っていないものの、「ブランドを大切にする→系譜が途切れてはダメ→次期モデルは用意」と考えていいでしょう。

 そう考えると、A90 Final Edtionは「5代目の集大成」となるモデルであり、「スープラの歴史が終わる」モデルではない事が解ります。

 ちなみに今回の改良モデルは「2025年春以降順次発売」、A90 Final Edtionは「欧州:2025年春、日本:検討中」と記載されています。

 同時に「いつまで」とは書かれていません。

 現時点では6代目となる次期モデルがいつ・どのような形で登場するかは筆者も全く解りませんが、間違いないのは「襷は次世代に確実に渡される」と言う事です。

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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3件のコメント

  1. クルマは生産継続しても、17年ぶり、それからマイチェンしたら20年以上ぶりになる新型になると、80世代は年がいって、クルマは買えても、運転技能(反射神経、動体視力、視野、夜目、クルマの乗り降りの身体の柔軟性)など低下して、サーキットに行っても若い頃のように性能を発揮出来ず、悔しいです。章男会長はどんなトレーニングされているのか公開お願いします。

  2. このスープラはエクステリアデザインがとても残念でした。
    とくにヘッドライト・ラジエターグリル・涙目テールランプ・オバフェン形状など・・ディテールがバランスを崩しておりとても勿体ない。
    個性的にしたかったのかもしれませんが、そらは諸刃の剣。
    チャレンジしすぎて変なデザインになる・・あるあるですね。
    現行86程度のチャレンジにしておけば素敵な車になったと思います。

  3. 記事の名を借りた自慢話ですか。

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