トヨタ「“8人乗り”ミニバン」発表! スポーティな「エスティマ後継機」が510万円から! 「アルファード」よりデカイ&“掃除機と冷蔵庫”もついてる「シエナ」加国に登場
トヨタカナダ法人は、ラージサイズミニバン「シエナ」の2025年モデルを発表しました。それはどのような変更点があったのでしょうか。
シエナは「エスティマ」の後継車
2024年11月25日(現地時間)、トヨタカナダ法人は「シエナ」の改良2025年モデルの発売を発表しました。
シエナは、1997年に日本では「エスティマ」の車名で販売されていた北米市場向け「プレビア」の後継車として初代がデビューしました。現行モデルは、2021年にフルモデルチェンジを受けた4代目となります。
現行4代目のボディサイズは、全長5175〜5185mm×全幅1994mm×全高1776mmで、7人〜8人乗り3列シートのラージサイズミニバンとなっています。
デザインは、日本の新幹線からインスピレーションを受けて設計されたもので、フロントはSUVを意識した造形となっています。また、フロントロアグリルは大型でワイルドな印象を見る人に与えています。
パワートレインは、システム総合最高出力245馬力を発生する直列4気筒2.5リッターガソリンと2つのモーターを組み合わせたハイブリッドを採用し、2WD(FF)と4WDの2種類の駆動方式をラインナップしています。
4WDモデルでは、運転状況に応じて前輪に100%から前後輪に20:80の割合まで、シームレスかつ自動的に理想的にトルク配分を可変させるシステムを採用し、厳しい気候や道路環境が多いカナダにおいての実用性、安全性を高めています。
シエナ2025年モデルは、内装および装備に変更を加えています。
インテリアでは、全グレードのワイヤレス充電ドックを装備した上、2列目・3列目シートに人が座っているかどうか、また座っている人が大人なのか子どもなのかを特定してドライバーにしらせる「アドバンスト リアシート リマインダー システム」をトヨタで初採用しています。
また2025年モデルには新グレード「プラチナ AWD」が追加されました。このグレードは、最上級グレード「リミテッド」をベースに、ヘッドアップディスプレイ、雨滴感知ワイパー、18インチクラッドツートンホイール、冷蔵庫、車載掃除機を追加した豪華装備となっています。
トヨタカナダ法人の副社長であるシリル・ディミトリス氏は、シエナについて「カナダの人々が移動の多い生活を送っているとき、シエナはそこにいます。性能、効率、テクノロジー、安全性を備え、すべてをよりシンプルで簡単にします」した上で、「2025年型シエナは様々なアップデートを行い、さらに冷蔵庫や掃除機などの素晴らしい機能を備えた新しい最上級グレード『プラチナ』を追加しました。パワートレインは前輪駆動と全輪駆動から選択でき、さらにトヨタのモビリティパートナー企業のカスタマイズに対応したモデルも用意されているシエナは、すべてのカナダ人がスタイリッシュで洗練された生活を送るお手伝いをします」と語っています。
シエナ2025年モデルのグレード構成は、エントリーモデルの2WD「LE」から順に「XLE」→「XSE」→「リミテッド」→「プラチナ」となっています。また、LEとXSEには、トヨタのパートナー企業と協力してさまざまなモビリティソリューションを提供する「トヨタモビリティプログラム」を展開しています。これは日本でいう福祉車両に相当するものです。
シエナ2025年モデルのカナダでの希望小売価格は、4万7650〜7万228カナダドル(1カナダドル=107円の為替レートで約510万〜751万円)となっています。
ザトウクジラをリスペクトした口元とイワトビペンギンの眉毛。