なぜ “農家の下駄”がウケてる? 「海外で軽トラックが人気ってマジすか?」 一部ではプレミアム価格で取引も! 一方で「正規販売」が難しいと言える理由とは

軽トラックの海外販売が難しい理由

 ある自動車メーカーの関係者も「軽トラックの海外での正規販売のハードルはかなり高い」と話したうえで、次のように続けます。

「軽トラックをはじめとする軽自動車は、あくまで日本の軽自動車規格に合わせて開発されています。

 言うまでもなく、軽自動車規格は日本の道路事情に則してつくられたものであるため、日本以外の国や地域ではそのメリットを十分に活かすことができません。

 また、認証試験の問題もあります。

 軽自動車を海外で販売するためには、その国や地域の認証試験に合格する必要がありますが、そのチューニングには相応の手間やコストが発生します。

 そして、そのコストを販売価格に転嫁すると、軽自動車の大きな特徴である『低価格』を維持することが難しくなります。

 かといって、海外のユーザーに合わせて改良したり、販売価格を上げたりすると、それはもはや軽自動車ではありません。

 スズキがパキスタンで『アルト』『エブリイ』の現地生産および販売をおこなっているなど、例外的な事例も一部にはありますが、基本的には軽自動車の海外での正規販売は難しいと思います」

軽トラックは小さな巨人?
軽トラックは小さな巨人?

※ ※ ※

 日本にも、海外専売のピックアップトラックを並行輸入して愛車とするユーザーがいることは事実です。

 ただ、市場全体で見ればそうしたユーザーはごくわずかであり、正規販売するほどの規模ではありません。

 同様に、海外における軽トラックのニーズもあくまで限定的なものであり、自動車メーカーが積極的に正規販売を検討する規模ではないというのが実情のようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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