“ホンダエンジン”やめた「新型スポーツカー」公開! 斬新ハンドル&「ドラゴンドア」採用の「MRマシン」! 電撃&煙幕も可能な「ビースト」米に登場

REZVANI(レズバニ)は、ラスベガスで開催された「SEMAショー2024」に出展、スーパースポーツモデル「BEAST(ビースト)」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。

電撃機能もついたMRマシン!

 アメリカの新興自動車メーカー、REZVANI(レズバニ)は、ラスベガスで開催された「SEMAショー2024」(会期:11月5日〜8日)に出展、スーパースポーツモデル「BEAST(ビースト)」を展示しました。

ホンダエンジンやめちゃったの!?
ホンダエンジンやめちゃったの!?

 ビーストは2014年に初代がデビュー。アルミニウムフレーム構造にホンダ製の2.4リッター直列4気筒エンジンとコスワース製の過給器を搭載し、最もスパルタンな仕様の最高出力は700hpを発生。

 車両重量750kgという軽さをいかして、0-60mph(96.5km/h)加速は2.5秒をマークし、「野獣」と呼ぶにふさわしい俊足振りを発揮してきました。

 今回、SEMAショーに展示されたビーストは、今年発表された2代目です。メカニズムを含めてすべてが刷新されており、MR(ミッドエンジン・リアドライブ)レイアウトのシボレー「コルベット」(C8)がベースになっています。

 ボディはカーボンファイバー製で、上下に開閉する「ドラゴンウィングドア」を採用するなど見るからにスーパースポーツらしいデザインです。ルーフは取り外し可能(タルガトップ)。車内は基本的にコルベットと同じですが、ステアリングは上半分がカットされた操縦桿タイプとなっています。

 パワートレインは6.2リッターV8ツインターボエンジンに8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせており、最高出力は1000hp。

 車両重量は1340kgと初代より重くなりましたが、0-60mph加速は初代と同じ2.5秒。1/4マイル(約402メートル)加速は9.6秒をマークします。

 ユニークなのはオプションのミリタリー系アクセサリーです。電気ショック付きのドアハンドル、熱エネルギーを画像化するサーマル暗視システム、電磁パルスを防御するEMPプロテクション、追跡車の視界を遮る煙幕、ストロボライトなどが用意されています。

 ベースモデルの価格は48万5000ドル(約7400万円)。先述したミリタリー系アクセサリーは「007パッケージ」として4万5000ドル(約690万円)で装着できます。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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