「クルマのカギが開かない」のはなぜ? “スマートキー”ならではのトラブルとは? めちゃカンタンにできる「愛車を守る手法」って?
近年、多くのクルマでスマートキーが用いられていますが、スマートキーならではのトラブルも存在します。一体どのようなものなのでしょうか。
「カギが空かない」原因とは?
近年、多くのクルマではドアの開閉やエンジンスタートにスマートキーが用いられています。
車種によってはほかにも様々な機能がついており、非常に便利なアイテムですが、スマートキーならではのトラブルがあるのはご存知でしょうか。
そもそもスマートキーは、キーを持っている状態でドアノブやドアに付いているボタンに触れるだけで施錠や解錠ができる仕組みです。
ドアの開け閉めだけではなく、クルマのエンジンもキーを挿さずにボタンを押すことでエンジンがかけられるのも便利なポイントです。
スマートキーが世界で初めて採用されたのは1993年。
シボレー「コルベット(C4型)」に採用され、当時は「パッシブ・キーレスエントリー・システム」という名前がついていました。
そこから30年以上が経ち、スマートキーは当たり前の存在となり便利な存在ですが、スマートキーが故のトラブルもあるので注意が必要です。
代表的なのは「インキー」というスマートキーを車内に置き忘れて、閉じ込めてしまうものです。
JAFによると2023年度に12万件以上インキーによる救護依頼が来ており、JAFロードサービスの救援依頼のなかでも上位にランクインする非常に身近なトラブルです。
インキーを防ぐには、基本的に自分がスマートキーを置き忘れないように気を付けるしかありません。
しかし近年のスマートキーはインキーを防ぐために、スマートキーを置いたままにしていると警報音が鳴る車種もありますが、運転席では警報音が鳴っても荷室だと鳴らない車種もあるので警報音に任せきりというのもよくありません。
自分が意識してスマートキーを肌身離さないようにし、クルマの乗り降りの際はちゃんとスマートキーが手元にあるか目で確認するようにしましょう。
また荷室の場合、キーに付いている開閉ボタンでリアゲートやトランクリッドのみ開け閉めした後に荷室内にスマートキーを置き忘れてしまうと、あくまでドアは解錠されていないのでインキーの状態になるので注意しましょう。
うっかりインキーを頻繁にしてしまう場合は、ノーマルのキーをカバンなどに忍ばせておくのも手です。
インキーを防ぐために、スマートキーの電池を切らさないようにするのも大切です。
電池が消耗しエネルギーが少ない状態になることで、スマートキーが正常に作動しなくなり閉じ込めてしまうこともあったり、作動可能距離が短くなったりします。
スマートキーの電池については、インパネ内に警告灯が出たり警報音が鳴ったりすることで電池交換を知らせてくれる車種が増えているので、電池消耗の警告が出たらすぐに電池を交換するようにしましょう。
もし万が一スマートキーを閉じ込めてしまった場合は、無理にこじ開けようとすると故障や傷の原因になるので、JAFなどのプロに依頼して開けてもらうのがベストです。
スマートキーの仕組みは、スマートキーが常時車からの電波を監視する事で実現しています。
つまり、スマホやポケットWi-Fi等のノイズや電波を出す電子機器に密着してると、スマートキーが車の電波をうまく受信できずに範囲が極端に短くなったりうまく使えなくなります。
バックにスマートキーをいれるとなんか調子悪いという人はスマホ等と重なる位置にないか確認してみましょう。
あと、スマホ等と重ねているとスマートキーの電池持ちも悪くなります。
これは、スマートキーが受信した電波(実際はノイズ)が紐づいてる車の電波かどうか等を確認する為に無駄に電池を使ってしまう為です。
家だと、スマホ以外にも、ACアダプター、スマホの充電器、Wi-Fiアクセスポイント(含むルーター)、パソコン等の近くに置かない方が良いでしょう。
なるほど!ためになりましま。