全長4m以下!? 新「5ドアハッチ」登場! 「小さなスポーティ車」何が凄い? 日本導入もアリ得る? 「A290」の印象は?
A290のキャラクターはどんな人との相性がいい?
ではA290はどんな人との相性がいいのでしょうか。
航続距離は380km(欧州WLTPモード値)あるものの、東京起点で考えると箱根往復でギリギリ、軽井沢往復も厳しいという状況なのでやはりセカンドカーとしての所有がベターでしょう。
1台はハイブリッドもしくはガソリン/ディーゼルのクルマがあり、街乗り中心とした近距離用のコンパクトで扱いやすくスポーティなクルマとして持つのがいいと思います。
そう考えているからこそアルピーヌは、ルーテシアR.S.やメガーヌR.S.のようにサーキットを前提とした熱血体育会系のマニアックな味付けとせずに、程よくスポーティな仕立てにとどめたのでしょう。
日常で乗りやすく、気軽にスポーティさを感じられるコンパクトカー。
アルピーヌA290はそんなスニーカーのような存在だと市場を通じて感じました。
「せっかくのアルピーヌなんだからもっと尖ったクルマが欲しい」
もしかするとそう感じるファンもいるかもしれません。
そんな人に向けては「A110後継モデル」なども今後の発売に向けて鋭意開発中であることもお伝えしておきましょう。
今後のアルピーヌは「ハードなスポーツモデル」と「激しすぎずスポーティにまとめた気軽なモデル」の2つの方向性でラインナップを増やしていくようです。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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