最近の新車「高すぎ」! 高級車でも”負担少なめ”な「お買い得モデル」あるってマジ!? 見分ける方法とは
「リセールバリュー」を事前に知る方法とは?
個人向けカーリースを紹介するウェブサイトで新車のリースプランの詳細を見ると「設定残存価格」の表示があります。その残存価格を車両本体価格で割れば、残価率を求めることができます。
ただし、公取協の定めるルールは法律ではなく強制力がないため、すべてのリース会社で設定残存価格の表示があるわけではありません。
![[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/09/20240904_TOYOTA_ALPHARD_002.jpg?v=1725449453)
また、同じリース年数やオプションなどの条件を揃えて、違うグレードを設定して残価率を求めてみると、その差異が分かり、どのグレードが最も残価率が高いかどうかがわかります。
例えば車種によっては、ハイブリッド車よりガソリン車のほうが残価率が良いというケースもあります。
ちなみに中古車リースでも、設定残存価格を調べられるところがあります。
徹底的に新車購入のコストパフォーマンスを高めたいのなら、欲しいクルマのタイプのライバル車をすべて調べてみるといいでしょう。
なお、注意したいのは「リース終了時の残存価格ないしはユーザーが買取するときの価格」は、そのリース会社で契約をした場合のことだという点です。
当然ながらほかで買った場合は適用するものではなく、中古車相場の値動き次第で買取価格は変動します。
あくまでも「目安」として参照しましょう。
※ ※ ※
またカーリースには、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」がある点も注意が必要です。
前者はリース終了時に査定した残存価格(残価)が、契約時の設定残存価格より低くなってしまった場合は、契約者がそれを負担する必要があります。
後者は、リース終了時の残価がいくらになっても、契約時の設定残存価格と差額を契約者が負担する必要がないものとなります。
クローズドエンド方式は、残価精算時の差額費用負担が契約者側にないかわりに、オープンエンド方式と比べると残価は低くなる傾向があり、リース料金は高くなるという特徴があります。
欲しいクルマの残価を調べるとき、リースの方式が何かを調べて(たいてい「よくある質問」あたりから調べられます)考慮に入れたほうがいいでしょう。
オープンエンド方式のカーリースでクルマを手にした場合、下取りや買取に出すときの査定はその時の中古車相場価格の変動をダイレクトに受けます(いわゆる「残クレ」と呼ばれる残価設定型クレジットはまた別です)。
吉とでるか凶と出るか、査定するまで分からないという点も念頭に置いてください。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




![トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2023/04/20220418_toyota_hiace_2018_darkprime_001-650x433.jpg?v=1650274267)





























































