三菱「新型“3列”SUV」初公開! ガソリンエンジン+“FF”採用! 軽量な”モノコックボディ”&斬新サンルーフ採用の「DST」比国に登場
三菱から量産を予定する新たなコンセプトカーが登場しました。どのような特徴を持ったクルマなのでしょうか。その内容や、今後の予定などを紹介します。
フィリピンのモーターショーにて登場した「DSTコンセプト」
三菱自動車(三菱)は10月下旬に開催するフィリピン国際モーターショーにて、新型車を発表すると予告していました。
そして10月24日、予告通りに三菱が新しいモデルを発表しました。それが新型「ミツビシDSTコンセプト(MITSUBISHI DST CONCEPT)」です。
この新しいコンセプトカーは3列シートを備えるミッドサイズSUVです。三菱の中期経営計画「チャレンジ2025」で予定されていたモデルであり、量産版となる市販車が2025年度からフィリピンを含むアセアン地域で発売となるとアナウンスされています。
チャレンジ2025によると、3列シートのミッドサイズSUVはエンジン車であり、乗用車と同じボディ、つまりモノコックボディが採用されています。また、駆動方式は前輪駆動(FF)というのも大きな特徴です。
つまりSUVではあるものの、軽量なモノコックボディにFF駆動のエンジンを搭載するというもの。本格4WDではなく、街中での使用を前提にしているようです。
ただし、冠水の多いアセアン向けということで最低地上高は高く、冠水路向けの「ウェット」モードが用意されています。もちろん舗装路向けの「ターマック」モードや、未舗装路向けの「グラベル」モード、泥道向けの「マッド」モードまでが用意されているとか。
ターゲット地区となるアセアンの道路事情にマッチしたクルマになっているようです。
圧倒的な存在感と重厚感を与えるデザイン
エクステリア・デザインのコンセプトは「グラヴィタス&ダイナミズム(GRAVITAS & DYNAMISM)」。圧倒的な存在感と重厚感を意味する「グラヴィタス」と、エネルギーと躍動感を意味する「ダイナミズム」をミックスさせたものです。
ミッドサイズのモノコックボディのFFモデルであっても、本格4WDのような迫力と力強さを与えるデザインとなっています。
フロントのデザインには、他の三菱車と同様に「ダイナミックシールド」デザインコンセプトを採用。フロントには、T字型に光るLEDのデイタイムランニングライトが使われています。力強さに、先進性と高級感がプラスされているのです。
広々として上質感あふれる室内空間
ボディの上屋は、スクエアな造形になっていることもあり、室内空間は広々としています。
また、パノラマサンルーフが採用されたことで、室内は明るく開放的な雰囲気に仕上がっています。
インストルメントパネルは、高級感あるソフトマテリアルで包まれているのもポイントです。このインパネには、横長の大きなディスプレイが鎮座します。これは、ドライバー向けのフル液晶ディスプレイとセンターディスプレイが一体化したもの。
ちなみに、コンセプトカーはサイドミラーがカメラになっており、ダッシュボードには、ミラーを表示するディスプレイも設置されています。
「パジェロスポーツ」と同等もしくは安く、「エクスフォース」よりも高いのか
この新しい「ミツビシDSTコンセプト(MITSUBISHI DST CONCEPT)」の発売は、2025年度中ということで、来年には市場に導入されることでしょう。
フレーム構造の3列シートSUVである「パジェロスポーツ(一部エリアではモンテロスポーツ)」よりも、街中での乗り心地と燃費に優れているはずです。
価格的には、2列シートのコンパクトSUVである「エクスフォース」よりも高くなり、そして「パジェロスポーツ」と同等、もしくは安いという価格帯になるのではないでしょうか。
日本国内向けには電動車である「アウトランダー」があるため、FFモデルでありエンジン車しかない、この新型コンセプトの導入は難しいはず。
ただし市場の声が大きくなれば、三菱も検討することでしょう。欲しいと思う方は、ぜひとも声をあげてみるのはいかがでしょうか。
3列シートなのにかなり魅力的なデザイン、三菱やるなぁ!と思いきや、FFのみかぁ・・
そーゆーなんちゃってSUVなんて作ったらブランドイメージガタ落ちしますよ。
やべぇ、デザインがカッコよすぎる!
初代ガンダムの面構成と、ファイナルファンタジーのクリスタル感(透明感、純粋さ)を合わしたような、クリーンかつ正統派なデザイン。細部までこだわったら、自分はデリカD:5のデザインを超えてると思う。