「荻窪平井バイパス」12月開通! 住宅地を丸ごとスルーの「短絡ルート」が誕生!? 将来は「新たな高速道路」の建設構想も
長野県上田建設事務所は2024年10月17日、上田市内の国道254号で整備が進む「荻窪・平井バイパス」について、12月上旬に開通すると発表。具体的な日時を公表しました。
生活道路との混在を解消
長野県上田建設事務所は2024年10月17日、上田市内の国道254号で整備が進む「荻窪・平井バイパス」について、12月上旬に開通すると発表。具体的な日時を公表しました。
国道254号は松本市と上田市東南部、佐久方面をつなぐ役目を果たします。高速道路がカバーしていない「三角形の一辺」の短絡ルートとして交通量が多いですが、昔ながらの狭い車幅で歩道も無く、長距離トラックが生活空間を通過していくことから安全面でも課題がありました。
そのため、上田市内では住宅地の外側を抜ける「和子バイパス」や温泉地をトンネルで丸ごとスルーする「鹿教湯(かけゆ)バイパス」などが整備されてきましたが、今回は「荻窪バイパス」、「平井バイパス」の2か所が開通します。
まずは12月7日11時15分ごろ、平井バイパスが開通。2020年に東側の約670mが開通していましたが、今回西側の約300mが開通し、全通となります。
そして12月9日 朝9時、荻窪バイパスが開通。集落南側を約1.6kmにわたって抜けていきます。
ちなみに松本~佐久には、長距離ネットワークや災害時輸送を担うための自動車専用道「松本佐久連絡道路」が構想されています。実現すれば中部縦貫道と合わせて福井~高山~松本~高崎という「スーパー東西軸」となりますが、粘り強い地元要望が続けられているのみで、まだ何の具体化の動きもありません。
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