スズキの「最新型“スポーティ”ハッチバック」どんな人が買ってる? 5速MT&めちゃお手頃価格で「固定ファン」多い? 「スイフト」が支持される理由とは
昨年12月に全面刷新したスズキ「スイフト」は、どのような人に支持されているのでしょうか。販売店に聞いてみました。
固定ファンに支えられる「スイフト」 デザインは賛否も
2023年12月にフルモデルチェンジしたスズキ「スイフト」は、引き続き根強い人気があるといいます。
最近では街なかで見かけることも増えてきましたが、新型スイフトの人気のポイントとはどういったところなのでしょうか。
スイフトは2004年に世界戦略車として登場し、世界累計900万台を販売した中核モデルのひとつです。今回のモデルチェンジでは通算5代目(グローバルでは4代目)となりました。
7年ぶりのフルモデルチェンジを迎えた新型では、スイフトらしいフォルムやスポーティな走行性能はそのままに、デザインのリフレッシュや先進の運転支援装備などを刷新。
ラインナップでは、1.2リッターガソリンエンジン搭載モデルの「XG」のほか、マイルドハイブリッド車の「HYBRID MX」「HYBRID MZ」という3グレード展開となっており、MXグレードには5速MTも設定しています。
ボディは全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mmのコンパクトな5ナンバーサイズを維持しています。
エクステリアはボディ全体のラウンドした動きを表現したスタイリングと、外側へ張り出したフェンダーの組み合わせにより、走りを想起させる造形を表現。
インテリアには、ドライバーを中心にオーディオ、エアコンパネル、スイッチ類を配置したコックピット風のレイアウトとなっています。
ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」や、前後のバンパーに内蔵した超音波センサーにより、衝突の可能性があると判断した場合に被害軽減・衝突回避を試みる「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」を採用するなど、安全装備も充実しています。
そんな新型スイフトですが、自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表している2024年度上半期(4月〜9月)の販売台数では1万5785台を記録。1月からの単月では、前年同月比で120%を超える月もあるなど、好調な推移です。
では、どのようなユーザーが購入しているのでしょうか。中国地方のスズキ販売店スタッフはこのように話します。
「発売当初の売れ行きはかなりよかったです。特に、発表直後には実車を見る前に契約された方もおられたほどです。
スイフトを積極的に検討し購入いただいているお客様は、スイフトを指名買いされている印象です。特にスイフトは固定ファンが多いので、先代以前のスイフトからの乗り換えも多いですね」
スイフトはどの世代においても、堅調な販売台数を維持していますが、その理由としてスイフトを気に入って乗っている“スイフトファン”の存在が大きいようです。
「他メーカーでは少なくなってきたMT設定があることも新型スイフトの特長ですが、MXグレードのMT車との指名も多いです。
MT車を希望されるお客様は一定数おられますので、販売店としても新型スイフトにMT設定があってよかったと思います」
新型車では数が大幅に減ってしまった貴重なMT車の設定も、スイフトの人気を維持する理由のひとつのようです。
しかし、どうやらこうしたスイフトファンでも、現行モデルについては賛否が分かれることもあるようです。どういうことなのでしょうか。
「発売から半年以上が経ちますが、スイフトを検討するお客様の反応として、フロントやリアの見た目について好みが分かれている印象です。
一般的にフルモデルチェンジ直後には、新型と先代モデルとの違いに慣れないと言われることはめずらしくありませんが、新型スイフトはこの違和感の解消に時間がかかっているのかなと思います」
新型スイフトは、大きなスタイリングこそ変化はないものの、特徴的な楕円形状のフロントグリルや前後のランプに印象的なシグネチャーライトを与え、全体的に雰囲気が変化しました。
この進化ポイントについて、スイフトファンからすると、しばらくは斬新に映るのかもしれません。
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ライバルの多い中で固定ファンも多いスイフトは、グレードによっては新車価格が200万円を下回るモデルもあるなど、リーズナブルな価格を維持している点も人気のポイントです。
今後の販売状況についても注目です。
スイフトは良い車だが、ハイブリッドは止めた方がいい。
スズキの車全般に言えるけど、中身は簡易式で効果が薄いくせに値段は一丁前に上げられるから。