ロッシとバトルするロボット? ほか、ヤマハ発動機の東京モーターショー2017出展概要

ヤマハ発動機は10月25日より開幕する「東京モーターショー2017」に、世界初披露を含む20台の車両などを出品します。

四輪車のデザインコンセプトも

 ヤマハ発動機は、2017年10月25日(水)より東京ビッグサイトにて開かれる「東京モーターショー2017」に、「YAMAHA FUTURE GARAGE 響きあう未来へ。」をテーマとするブースを出展。世界初披露6モデル、日本初披露4モデルを含む電動アシスト自転車、スクーター、モーターサイクル、LMW(リーニング・マルチ・ホイール)、四輪車のデザインコンセプトモデルなど20モデルを展示するとしています。

車両には手を入れずに高速でのサーキット走行を可能にしたライディングロボット「MOTOBOT Ver.2」(画像:ヤマハ発動機)。

 おもな出展車両について、ヤマハ発動機は次のように説明します。

●「MOTOROiD(モトロイド)」(参考出展車、世界初)
 新しい感動体験の創出を目的に、知能化技術というインテリジェンスを用いて、「人とマシンが共響するパーソナルモビリティ」を目指す概念検証実験機です。開発コンセプトは「UNLEASHED PROTOTYPE(常識からの解放)」。オーナーの存在を認識するなどまるで生きているようなインタラクション(相互作用)機能を持ち、こうしたチャレンジに取り組みながら、新しい価値を生み出す技術の獲得を目指しています。

●「MOTOBOT Ver.2(モトボット バージョン2)(技術展示、世界初)
 モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合し、未知の領域を開拓する自律ライディングロボットです。車両そのものには手を入れず、ヒト側から見た車両操作にフォーカスし、高速でのサーキット走行を可能にしました。2017年の開発マイルストーンとして設定したのは「200㎞/h以上でのサーキット走行」と、MotoGPのトップライダー、バレンティーノ・ロッシ選手とのバトル。MOTOBOTの開発で得た高度な要素技術や知見は、既存ビジネスの新たな価値創造や、新規ビジネスの開拓に活かされます。

●「MWC‐4」(参考出展車、世界初)
“ハーフサイズモビリティ”をコンセプトに開発した、二輪車から発想したモビリティの可能性を広げる前後2輪の4輪LMW。従来の二輪車にはない快適性と、発電用エンジンを備えたモータードライブや姿勢制御技術が実現する新感覚の走行フィーリングを、モーターサイクルと楽器からインスパイアされたスタイリングで表現しました。

●「YPJ-XC」(参考出展車、日本初)
 電動アシスト自転車の新たな価値を創出する「YPJ」シリーズの新提案。「第44回東京モーターショー」に出展した「YPJ-MTB Concept」をベースに、最新のパワーユニット「PW-X」を搭載し、より市販モデルに近づけたマウンテンバイク「YPJ-XC」。加えて、欧州で定評のあるパワーユニット「PW-SE」を搭載し、YPJシリーズにさらなる大容量バッテリーとパワーを与えたクロスオーバーロードバイク「YPJ-ER」、フラットバーロードバイク「YPJ-EC」、トレッキングバイク「YPJ-TC」の4モデルを出展します。

世界初披露「MOTOROiD」。
世界初披露「MWC‐4」。
日本初披露「YPJ-XC」。

 ヤマハ発動機は今回の「東京モーターショー2017」について、「『人とマシンが共響(きょうめい)するパーソナルモビリティ』の概念検証実験機や、ヒト型自律ライディングロボットの技術展示など、小型モビリティを基幹事業とするヤマハならではの『もっとひろがるモビリティの世界』を提案します」としています。

【了】
提供:乗りものニュース

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