トヨタ新「プリウス」誕生! 70万円安で「最も“コスパ高い”モデル」に!? スポーツカーに匹敵する「PHEV“G”」が“お買い得すぎる”理由とは
こんなリーズナブルで素晴らしいクルマは世界中探してもない!?
プリウス PHEVの凄さはそれだけじゃない。
プリウス HEVの2リッターエンジンは、振動を抑えるバランスシャフトが付いていないのに対し、プリウス PHEVだと滑らかさを追求するためバランスシャフトが付く。
エンジンが掛かった時の滑らかさで言えば、直列4気筒とV型6気筒くらい違う。
つまりわかりやすくいえば、普通のプリウス HEVは4気筒・2.5リッター的。プリウス PHEVだと6気筒・3リッター的になる。
50万円高くたって不思議で無いほどだ。
ここまで読むと、460万円の最上級“Z”グレードとの装備差が気になるかもしれない。
確かに若干落ちる。といっても“大物”はパワーシートと、ナビ液晶が12.3インチから8インチになる程度。
パワーバックドアやアドバンスパーキングなども無くなるけれど、このふたつはそれほど魅力的と言えない。
筆者(自動車評論家 国沢光宏)なら、70万円安いGで十分だ。パワーシートとナビ画面くらいあきらめます。
さらにさらに。PHEVは19インチタイヤが標準になるが、転がり抵抗が大きいため、EV航続距離は87kmになる。
オプションの17インチタイヤを選ぶと、11万2200円安くなった上、EV航続距離が105kmまで伸びるのだった。私なら迷うことなく17インチにする。
EV航続距離が105kmあれば、実力7掛けとして75km。プリウス PHEVを買った知人は、納車から半年2回しか給油してないそうな。
そして東京在住の人に「追い打ち」。
国からの補助金55万円に、55万円が東京都のZEV車両購入補助金としてプラスされる。
もし自宅に太陽光発電を設置しているか、再生可能エネルギー電力を100%契約していれば、さらに「15万円」ド~ンと上乗せだ。
国の補助金と合わせ、合計125万円がサポートされることになる。
17インチタイヤにすると11万2200円安だから、車両本体価格390万円が実質253万7800円になってしまう。
5年乗って買い取り価格200万円というイメージなら、年額およそ10万円で自動車税も不要という、夢のような話だったりする。
それでいて100V/1500Wのパワーアウトレットが付く。キャンプに行ったら電気も使い放題だ。運悪く自然災害に見舞われても電気冷蔵庫を稼働させ、夜は照明付けてTVを見ながら過ごせる。
家庭用太陽光発電で電力が余っている人は、余剰分を充電に回すとエネルギーの自給自走まで出来てしまう。
こんなリーズナブルで素晴らしいクルマは、世界中探してもないと思う。
原稿を書いているウチに、プリウスPHEV Gを買わないのが損に思えるようになってきた。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
ですよね
前から、そうだのに、何故日本人はpuriusPHEVを買わないのか?
ディーラーが、「売り控え」してるんじゃないか?
頭のつっかえそうな新型ペシャンコデザインがふひょうなのか
国沢さん、分析してくださいよ
問題は今どき5ドアハッチバックを買う人がどれだけいるか?なんだよねえ、、、。
しかもあんなに狭い室内。
高い天井のクルマに慣れた人達には圧迫感のあるクルマでしかない。
結局、燃費だけのクルマ(プリウス)を欲しがって買う層は限られてると思う。