トヨタの名車「bB」は復活する!? 公開された新型「箱クルマ」発売に“期待の声”も! 若者人気を誇った「カクカクボディ」の偉大な歴史とは

かつて若い世代から定評のあったトヨタ「bB」。2代目で生産の終わった同車について、3代目モデルの登場を期待する声が高まっています。

2代目bBは「ミュージックプレーヤー」!?

 初代のヒットを受けて2代目bBが登場したのは2005年です。

 初代はコンパクトカー「ヴィッツ」のプラットフォームを使用していたのですが、2代目ではより小回りが効くように、もっと小さな「パッソ」のプラットフォームに変更。

 2代目のデザインはトールワゴンの箱型ではあるものの、前輪回りに流麗な曲線をあしらい、またバックビューは斜めに切り落としたかのようなデザインとしたことで、より異形なものとなりました。

 驚くのはキャッチフレーズが「トヨタのミュージックプレーヤー」だったことです。

 この言葉どおりオーディオ関連の装備を充実しており、最上級グレードの「ZQ Version」では9スピーカーを装備。(後にスピーカーを2個追加したモデルも追加)

 アームレストには「再生」「スキップ」などが可能な音楽再生用のコントローラが備え付けられており、音楽に合わせてLEDが点滅するイルミ機能も搭載されていました。

 さらに目を引くのは、運転席・助手席にシートを深く沈み込ませることが可能な機能「まったりシート」が採用されている点。

 これによって車外からの視線を避けながら、車内ではリラックスした姿勢でゆったりと音楽を楽しむことができます。

 2代目bBのパワーユニットは、ダイハツ製の1.3リッターおよび1.5リッターエンジンで、組み合わさるトランスミッションは4速AT。

 初代と同じく街中での走行や軽い遠出に十分以上の走行性能を実現していました。

 また2代目bBには複数の兄弟車があり、ダイハツからは「COO(クー)」が存在。

 そしてクーのOEM供給を受けるスバルからは「DEX(デックス)」というモデルが登場しています。

 このように、非常に個性的な外見とミュージックプレーヤーらしい内装と機能を持って登場した2代目bBは、なんと2016年8月まで販売が継続されるロングラン車となりました。

【画像】カッコいい! これがトヨタ新型「bB」です(51枚)

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