日産の新型「“本格”SUV」!? 旧車デザインの「カクカクボディ」が超カッコイイ! 斬新「“3つ穴”グリル」の次期「テラノ」予想CGとは
トヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」シリーズが好調な販売状況です。日産にも対抗モデルを出して欲しいところですが、そんな想像を膨らませた「次期テラノ」のイメージCGが公開され、SNSなどで話題を呼んでいます。
「ランクル70」のように往年の名車を復活する手もアリ!?
ここ数年相次いで登場するトヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」シリーズが、いずれも納期待ちをともなうほどの好調な売れ行きを示しています。
かつては日産でも、対抗する「テラノ」などを販売していましたが、そんな日産SUVの次期型を期待するCGアーティストが想像を膨らませたレンダリング(イメージCG)が公開され、SNSなどで密かに話題を呼んでいるようです。
1986年に初代モデルが登場したテラノ。海外では後継モデルが「パスファインダー」の名称でいまも販売されています。
ラテン語で「地球」や「大地」を意味する「テラ」がその名の由来であり「世界中のあらゆる大地を走破できる」といった意味合いが込められていたようです。
初代(WD21型)は、ピックアップトラックの「ダットサントラック」(D21型)をベースとしており、1986年から1995年まで製造されました。
当初は2ドアモデルのみでしたが、後に4ドアモデルも登場。エンジンは2.7リッター直4ディーゼルのほか、3リッターV型6気筒ガソリンと、2.7リッターディーゼルターボなどが設定されています。
駆動方式は、FRと4WDを切り替え可能なパートタイム式4WDを採用していました。
デザインは、従来のクロカンのイメージであった武骨で男らしいというものから脱し、特徴的な三角窓や前後ブリスターフェンダー、フロントノーズのスリーエアインテークなどによって、当時流行のシティユースに寄せられており、いま見ても非常にカッコよく感じます。
販売終了から30年近くたち、すでにネオクラシックカーと呼ばれるまでになった初代テラノですが、できればこの姿のまま、現代基準に合わせたモディファイを施して、現代に復刻して欲しいところ。
そう、ランドクルーザーシリーズのなかでも1984年に登場して以来、改良に次ぐ改良を重ねながら、現在も販売を続ける「ランドクルーザー70」のようなイメージです。
たとえば、初代テラノのアイコンでもある角目ヘッドランプはLED化をしたうえでデイタイムランニングランプ機能を備え、テールランプもLED化して視認性と耐久性を高めるのが良いでしょう。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)と同じようなイメージをふくらませたのか、無骨さと洗練を兼ね備えたようなデザインの次期テラノ 2024年モデルのイメージCGを創り上げたのが、CGデザイナーのEnoch Gonzales氏です。
Gonzales氏のCGでは、特徴であったボンネット先端に3連スリットも備わり、スクエアなフォルムとともに現代のWD21テラノを見事に蘇らせていました。
ただWD21テラノそのものをベースにリニューアルしたのではなく、後継モデルのパスファインダーなどの雰囲気もプラスされており、Gonzales氏は完全な新型車をイメージしてデザインしたようです。
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