北陸~加古川が最短距離に!?「第二の播但道」計画が進行中! どんどん信号ゼロになる「東播磨道」どこまで工事進んだ?

「信号ゼロ化」進行中! 工事はどこでどこまで進んだ?

【東播磨道】

 国道2号加古川バイパスの「加古川中央JCT」から川に沿って北東へ伸び、小野市の国道175号まで、信号ゼロでつなぎます。開通済みなのは「南工区」(加古川中央~八幡稲美)の5.2km。

中国道の滝野社ICにつながる、4車線化済みの国道175号(画像:Google Earth)。
中国道の滝野社ICにつながる、4車線化済みの国道175号(画像:Google Earth)。

 残る「北工区」も鋭意工事中で、2025年の全通目標となっています。現場では橋脚がニョキニョキと立ち、多くの箇所ですでに橋桁もかかっている状況。高架橋を歩くイベントも頻繁に開催されています。

 国道175号は明石市中心部へ行くため、播磨エリアにとっては不便で、周辺の狭い県道に交通集中して渋滞が激しくなっています。全通すれば加古川~国道175号がひとまず「信号ゼロ」になり、スムーズな移動が実現します。

【東播磨内陸道路】

 山陽道~中国道をつなぐ部分です。三木バイパス・小野バイパス・社バイパスが古くから完成していて、すでに4車線が確保されています。あとは高架による「信号ゼロ化」ですが、とりあえず広い道路にはなっているので、この先の計画具体化の機運は上がっていません。

【東播丹波連絡道路】

 中国道・滝野社ICから北側は、まだ昔ながらの2車線道路のままなので、徐々にバイパス整備が進められているところです。

 まずは西脇市街までが「西脇バイパス」として開通済み。いま工事中なのは、その先の「西脇北バイパス」(延長5.2km)です。

 こちらは今の高規格化の主流である「信号ゼロ」で整備されており、加古川の河岸のボトルネック渋滞を一気にスルーして、大伏ランプまで至ります。全線開通は「2026年春」となっています。

 すでに着工から30年経過している大事業ですが、いよいよ完成が見えてきました。盛土や橋脚、橋桁がどんどん姿を表しています。

 その先、北近畿豊岡道までの約17kmは、まだ概略ルートを決める「計画段階評価」すら始まっていない状況で、毎年のように地元では「早期実現促進大会」や国県あて要望が行われています。

 もっとも兵庫県内では、臨海部の大プロジェクト「播磨臨海地域道路」が事業化目前の状態。こちらが一段落すれば、東播丹波連絡道路もいよいよ具体化の順番が回ってくることになりそうです。

【画像】超便利!? これが「第二の播但道」ルートと工事状況です(14枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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