山梨~東京「中央道の抜け道」さらに快適に!? 本格化した「新道坂トンネル」建設事業のスゴさとは 「道志みち」アクセスが断然スムーズに!
中央道の渋滞抜け道となるルートで、2024年に本格化した「新道坂トンネル」。どんな道路で、完成すればどう便利になるのでしょうか。
富士吉田への短絡路を高規格化
中央道の渋滞抜け道となる山道が、新トンネル建設でますます使いやすくなっていきそうです。
2024年に本格化した「新道坂トンネル」はどんな道路で、完成すればどう便利になるのでしょうか。
中央道の「大渋滞区間」となっている、山梨・神奈川県境の小仏トンネル周辺。
その抜け道となっているのが、南側に並行する国道413号、通称「道志みち」です。厳しい峠越えがあり、トンネルでショートカットする事業も進行中です。
いっぽうで、そもそも甲府方面から道志みちへ行こうとすると、富士吉田と河口湖を経由するか、もしくは大月JCTから都留ICへ下りて、そこから県道「都留道志線」で道志村へ出ることになります。
その都留道志線が「クセ者」で、道志みちへ抜けるまでは連続ヘアピンカーブで急勾配が続き、センターラインも無い狭隘な区間があり、通過にはドライバーを疲弊させます。
この峠越えをスムーズ化するために「新道坂トンネル(仮)」の計画が進行中。まだ概略ルートは正式に公表されていませんが、峠南側を約3kmにもおよぶ長大トンネルで一気に抜け、ほとんどカーブや勾配なく国道413号へつながることとなっています。
ここが完成すれば、道志みちへのアクセスが今よりも楽になり、中央道が大渋滞の時に、抜け道に切り替える判断をしやすくなります。
山梨~東京のネットワークは、2019年の台風19号で中央道の通行止めやJRの運休で「寸断状態」に陥りました。これをふまえ、山梨県や国などで「東京~山梨・長野 交通強靱化プロジェクト」がスタートしました。
その一環で着目されているのが、中央道の代替ルートとしての「道志ルート」の強化です。
気になる進捗ですが、2024年度に国の事業としてスタートし、いよいよ測量設計が本格化することとなりました。2014年にトンネル建設期成同盟会が設立されてから10年、実現に向けてついに現場が動き始めています。
この新道により厚木方面に向かう大量の大型トラックが道志に流れて来たらキツいカーブで、つかえないか?大渋滞は避けられまい、そしてその渋滞最後部で追突事故が増えそうです。
高速道路料金を節約するためのトラックが大挙しそうです。
それよりも国道20号線を改良してくれ
246の小山山北間のトンネルを4車線化してもらいたい。坂降りたところの信号はSIC接続で今よりもっと混むから改良も必要。