日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超カッコイイ! 日本“復活”に期待大な「新型コンパクト」どうなるのか
すでに先行公開されている「次期マーチ!?」の姿
5代目マイクラはその後、2022年8月に生産終了。翌年7月には欧州市場での販売終了で全市場から撤退となってしまいました。
ただし日産は2022年1月、欧州市場でマイクラの後継となる新型コンパクトEV(電気自動車)を投入することを明らかにしていました。

この新型コンパクトEVの車名は明らかにされていませんでしたが、次期マイクラと考えるのが自然な流れでしょう。
また2024年3月に発表された日産の経営計画「The Arc」では、2022年の発表時にもチラ見せした次期マイクラと思われるコンパクトカーのティザー画像を紹介しており、特徴的な丸目ヘッドライトが目をひいていました。
このかわいらしい雰囲気は、4代目や3代目マーチの流れを汲んでいると言っても間違いではないでしょう。
もう1つ、次期新型マーチが復活販売される可能性となる出来事があります。
それは、日産と連合にあるルノーが、2024年2月にコンパクトEVの「5(サンク)」を発売したことです。
サンクは1972年から1996年まで2代に渡って販売されたコンパクトハッチバックで、ルノーのエントリーモデルでした。
マーチ/マイクラと同じ位置づけでボディサイズも近しく、新型サンクをベースに次期マーチ/マイクラを開発というストーリーが見えてきます。
新型サンクは全長3920mmで、現行型ノートに近いサイズ感になりますが、ノートにはないEVとして日本市場導入となれば、モデルのカニバリが発生しません。
また日産の電動化戦略において、軽EV「サクラ」と、ミドルサイズEV「リーフ」の間を埋めるコンパクトEVとしてマーチをラインナップに追加するのは自然な流れと言えます。
いっぽうで、次期マーチにe-POWERモデルが設定される可能性は微妙なところでしょう。
国内におけるノートのセールスは好調で、2023年の通年販売台数は登録車の中で第4位につける10万2508台となっています。全車ハイブリッドのモデルのなかでは、ノートがトップセールスを記録しています。
そこに新たな(しかも廉価な)コンパクトハイブリッドカーを登場させる理由は希薄といえます。
これらの背景をまとめると、次期新型マーチが「かっこかわいい」コンパクトEVとして日本市場に復活する可能性は十分に期待できそうです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


































