「復旧まだ?」 国道246号イマも「通行止め」! 伊勢原~秦野市境が「封鎖継続中」 新善波トンネル“土砂崩れ”で周辺住民困惑 「早く解除して」の声も 神奈川

2024年8月30日、台風10号による大雨の影響で国道246号線「新善波トンネル」で土砂崩れが発生し、9月2日現在も通行止めとなっています。SNSなどでは困惑の声が多数寄せられています。

通行止め長引く SNSでは困惑の声

 国土交通省 横浜国道事務所は2024年8月30日、国道246号線「新善波トンネル」で法面が崩落したと明らかにしました。
 
 9月2日現在も現場は通行止めが続いており、SNSなどでは困惑の声が寄せられています。

国道246号線「新善波トンネル(厚木側坑口)」(画像:Google Earth)。
国道246号線「新善波トンネル(厚木側坑口)」(画像:Google Earth)。

 国道246号線は神奈川~静岡方面を通る東西軸のうち、厚木~松田エリアでは数少ない一般道ルートです。

 このうち新善波トンネルは、神奈川県伊勢原市と秦野市のちょうど市境にあります。かつての東海道の脇道「矢倉沢往還」の重要な通過ポイントでしたが、現在も246号が通っていることから交通量がかなり多くなっています。

 8月30日、台風10号による大雨の影響で神奈川県西部を中心に、局地的に非常に激しい雨に見舞われ、伊勢原市や平塚市などでは一時避難指示が出されたほか、道路の冠水などが発生しました。

 そして7時10分頃、新善波トンネルの厚木側で法面が崩落。2台の車が巻き込まれました。運転していた人は無事で、けが人などはいないといいます。

 この影響で、8時から伊勢原市西河内交差点から秦野市名古木(ながぬき)交差点までは通行止めが発生。同日11時より復旧工事が開始されていますが、同省によると「トンネル坑口部からの湧水により、土砂の搬出に時間を要している状況」とし、難航。

 関東地方整備局は「復旧には、相当の期間がかかる見込み」だとしています。

 これに伴い、並走する東名高速と新東名高速では、一部区間で指定ICから流入出した場合のみ、無料で通行できるようになっています。この無料措置は、国道246号の復旧まで継続される予定です。

 SNSなどでは周辺地域の住民などからさまざまな声が寄せられています。

「まじかぁ…」「マジで!?」「すごい土砂崩れ…」「あそこ崩れたのマジか」「246やべー」など、主要なルートが封鎖されていることに驚きや困惑の声が多数投稿されています。

 また、「秦野駅近くが大渋滞。ちょっとその先に買い物行きたかったけど断念」「伊勢原市内から抜けるの大変なんだよ」「裏道がヤバイことになってる」など、迂回するクルマで周辺の道路も混雑しているようです。

 そのほか、「運転手は無事らしくて安心した。」「巻き込まれた車輛があったらしいがケガ人はいなかったようでなにより」と、災害に巻き込まれたクルマへの安否を気遣うコメントや、「一刻も早い解除を」「早く復旧してほしい」「まだ復旧しないのかな」と早急な通行止め解除を求めるコメントも見られます。

 なお、迂回路となっている県道62号・63号に加え、県道71号でも混雑が発生しています。周辺道路を通行する際は、目的地に通常よりも大幅に時間を要すとみられます。

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1件のコメント

  1. こういう時の声って、復旧作業にあたられている方々への感謝の言葉はほぼないんだよね……。でも、もし「自衛隊」って文字がはいっていたら、感謝の言葉が大量に沸く。
    災害の救助活動でも、命がけの救助作業をされているのは、地元の警察や消防、そして一般市民たちだが、彼らの存在は無視されることが多い。そして、災害の発生から時間がたってから自衛隊が現地に向かうというだけで、感謝の言葉が大量に沸く……。
    (自衛隊の出動まで時間がかかることは自衛隊には何の責任もないが)災害発生中には、自衛隊は現地にはいない。大災害であっても災害が発生して数時間か翌日にくらいに現地いりがはじまる。災害発生中の本当に危険な時に文字通り命がけで救助にあたられている方々とくらべれば自衛隊員が現地で命をおとすことはまずないが、自衛隊には違いの賞賛の声。
    普段でも、国民生活を命がけで守っているのは、実は自衛隊員より<トラックドライバ―>の方々。国民生活をささえるため、多くのトラックドライバ―が日々命を落としているが、死亡事故報道ですら感謝の声はほぼない。
    日本って、かなりやばい国になっている気がする……。

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