“6000万円超え”のレクサス「最上級SUV」がスゴイ! 「見た目はフツー」なのになぜ高い? 日本価格の“3倍以上”する「謎のLX」に隠された秘密とは?
日本では新車価格1250万円から1800万円で展開されているレクサス「LX」ですが、ドイツでは6000万円を超える価格のLXが存在しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
レクサス「LX」が6000万円超えで販売! 超高額な理由とは?
トヨタが展開しているプレミアムブランドであるレクサスのフラッグシップSUV「LX」は、世界各国から高い人気を得ている影響で、現在も受注停止状態が続いています。
日本国内での価格(消費税込)は、1250万円から1800万円で展開されていますが、ドイツでは6000万円を超えるLXが存在しています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
LXは1996年に北米で発売されて以来、トヨタ「ランドクルーザー」譲りの優れたオフロード性能とレクサスならではの高級感が評価され、エグゼクティブ層を中心に世界中で高い支持を受けています。
現行モデルとなる4代目(日本では2代目)は、伝統の「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を確保するために、新GA-Fプラットフォームの採用や約200kgの軽量化を図り、さらにオンロード、オフロードともに安心かつ上質を提供するため走行性能を追求しています。
そんなLXですが欧州では新車販売されていません。
しかし、ドイツ・ブレーメンにある「Trasco」では、最上級グレード「EXECUTIVE」が日本円で6000万円を超える価格で販売されているのです。
並行輸入車が新車価格を上回ることは珍しくないものの、この大幅に高額な価格設定の背景にはLXがTrascoによって製作された防弾車両であることが挙げられます。
Trascoは30年以上にわたり防弾車両を手掛けており、高級SUVやセダンをベースにした様々な防弾仕様車を提供してきた歴史があります。
このLXは、見た目は通常のモデルと変わりませんが、軍隊仕様のライフルや手榴弾の爆風にも耐えうる「VR9」クラスの最高レベルの防弾性能を持ち、VIPの安全を確保。
強化されたボディフレームと防弾ガラスを採用し、重量増加に対応するためエンジン、サスペンション、ブレーキもアップデートが施されており、これらを最大6トンの重量に耐えるホイールとランフラットタイヤで支えます。
しかしブラウンのレザー内装や後部座席モニターなど、通常のLXと同等の豪華な装備が維持されているのも大きな魅力です。
この防弾仕様のLXには購入後2年間の保証が付いており、価格は39万3000ユーロ(約6303万1700円)で販売されています。
なお、TrascoはLX以外にもメルセデス・ベンツ「Gクラス」やBMW「7シリーズ」、トヨタ「ランドクルーザー」などを基にした防弾車両を製作しており、国家元首やセレブリティから高い評価を得ているそうです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。