大型トラックの「謎の小部屋」何のため? 地味に見かける「2階部分」使った人の感想は? 内部はどうなってる?

内部はどんな感じ? 使い勝手は?

 運転席を高くすることで導風板として機能しているトラックの2階ですが、その中の空間は一体どのようになっているのでしょうか。

 三菱ふそうの担当者は次のように話します。

「弊社で取り扱っているスーパーマルチルーフは、全長1949mm× 全幅970mm× 全高740mmのベッドスペースがあり、寝返りの打ちやすい、ゆとりあるベッド幅を実現しています。
 
 キャブ内(運転席)には蓄冷式リヤクーラーを設置し、スーパーマルチルーフ内へ冷風を送ることができ、エンジンを停止しても快適な睡眠がとれるよう配慮されています。

 ベッドスペースを使用しない時は、助手席側のフロアを閉じてパーテーションネット
を張ることで、大きな収納スペースとして使用できます」

 またスーパーマルチルーフには、その他の設備としてリーディングランプ、蛍光灯、スピーカー、カップホルダー、グリップ、DC24Vコンセント、脱出口があります。

外からは内部がわからない、、謎の小部屋
外からは内部がわからない、、謎の小部屋

 さらに、ドライバーが実際にどのように利用しているのかについて前出の担当者は次のように話します。

「スーパーマルチルーフ設定車のドライバーさまは、仮眠をとったり、休憩をとるスペースとして利用しています。

 蓄冷式リヤクーラーを設置しているので、『夏でも暑さを心配せずに過ごせる』とおっしゃっています。
 
 また、スーパーマルチルーフは荷室スペースを狭くせずに、ドライバーが休憩をとる時間を確保したいという両方を実現できる車両として、好評をいただいております」

 トラックの2階部分は、快適性やもしもの時も想定されているような設計で、ドライバーにとってはありがたい空間になっているようです。

※ ※ ※

 トラックの2階部分は、ただ板や空間があるだけではなく、ドライバーのことを配慮してたくさんの工夫が施されています。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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