150万円以下! スズキ「軽商用バン」は“オトナ2人”「寝られる」!? “車中泊女子”が実際に「寝て」みた
車内でテレワークも可能!? 多彩な「シートアレンジ」も試してみた
スペーシア ベースは荷物がたくさん載せられるだけでなく、車内でのテレワークもはかどる工夫が盛りだくさんです。
1つ目の方法としては、助手席の背もたれを前に倒すとテーブルが現れます。
そこを簡易的なテーブルとして利用し、作業ができます。またテーブルは樹脂パーツなので、もしお弁当などを食べこぼしたりしても、サッと拭き取ることができるので多様な使い方がかないます。
2つ目の方法としては、全車標準装備のマルチボードという多機能なボードを使用します。
後席の背もたれを前に倒して椅子代わりに使用し、マルチボードをセットします。
こうすることでテーブルと椅子のようなセッティングをすることができ、広い作業スペースで仕事などをすることができます。
3つ目の方法としては、後部座席を床下に収納し、荷室と後部座席の背面をフルフラットにします。
そしてマルチボードを2番目の固定位置にセットすれば、ローテーブルでの作業場のようなスペースにセッティングできます。
車中泊やキャンプなどのレジャーシーンでも、このマルチボードをテーブル代わりにして簡易的な調理を行うことができます。
自分でカスタムせずとも、純正パーツでここまで利便性が実現していることに感動しました。
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このようにスペーシア ベースは、日常使いからショッピング、キャンプや車中泊といったレジャーシーンまで幅広く活躍する頼もしい一台でした。
「GF」と「XF」の2グレード展開で、車両本体価格(消費税込み)は147万1800円から174万4600円と、手頃な価格なのも魅力的です。
気になる人は、お店でシートアレンジなどをしっかりチェックしてみることをオススメします。
Writer: 黒木 美珠
幼少期から車に親しみ、SuperGTや祖母のS2000でのドライブを楽しむ。洗車YouTubeチャンネルを立ち上げ、車中泊90日連泊の日本一周旅やメーカー試乗会での新車紹介動画を制作。車の能力だけでなく、作り手の想いも伝えるジャーナリストを目指す。
手足上げて寝るんですか?疲れるWWWWWW
軽乗用車だろうが、ハイト系ワゴン貨物ナンバーだろうが、何をどうしたって寝るには無理があることを代車で痛感した。身長180cm近くある人にはそもそも長さが足りない。小柄な女性ではハスラーあたりでは上手くやってる人を見かけるが、とにかくシートを倒すと凹凸が酷くて駄目。凹凸を埋めるエアマットだけど用意するのに時間がかかる。撤収時にエア抜きが必要と時間のロスが酷い。寝るために必要なマットを増やすだけ荷物が増える。「できる」と「できなくもない」というのは別次元のこと。
軽で車中泊を頻繁にするなら、前席と後部(後席+ラゲッジ)が完全に独立した状態で、常に運転できるし後ろが寝床や部屋って考えなら軽バンほど理想的なものはないことは明らか。
それに軽バンの利点というものもある。軽乗用車やハイト系ワゴンのドライバーの視線の高さと、軽バン(エブリイやアトレー・ハイゼット)の視点の高さが頭1個ぶん以上高いので先の見通しが楽。
視線が高いとスピードは遅く感じ、目があまり疲れない。視線が低くなるほどスピード感は増して目が疲れる。
エブリイもとうとうハイゼットやアトレー同様にCVTになったことで軽バンというカテゴリは全体的に運転のストレスが軽減されている。4WDを必須としない人や地方ではかなりお安く乗り出しできるので、入門として軽バンを選択したら、たぶん、他の車種に乗り換えようとあまり思わないかも知れない。