150万円以下! スズキ「軽商用バン」は“オトナ2人”「寝られる」!? “車中泊女子”が実際に「寝て」みた
車中泊旅の達人が「実際に寝てみた」!
続いて、スペーシア ベースのシートレイアウトについて詳しくみていきましょう。
すき間や段差のないフルフラットなフロアは、多様な使い方が可能です。
荷室開口地上高は低く設定され、1800mmの全高を活かした縦に広がる室内空間は、大人が中腰で作業するのも楽ちんです。
また、荷室開口部には自転車を搬入する際のガイドもつけられており、使い勝手も考慮されています。
そこで筆者も、さっそく車中泊を想定したシートレイアウトを試してみました。
筆者の身長は175cmですが、しっかりと真っ直ぐ寝ることができます。
大人2名でも就寝できる空間で、軽自動車であることを忘れてしまうほどの快適さを実感しました。
さらに、身体を起こしても頭が天井に付かないのも嬉しいポイントです。
車中泊旅では寝る前や寝起きの際に、車内でのんびりと過ごす時間もけっこうあるもの。
筆者がかつてコンパクトSUVで車中泊した際には、こうした際の室内高の低さがややネックとなっていました。
これだけの天井の高さと荷室の長さがあれば、快適に過ごせそうで、筆者も車中泊旅用に1台欲しくなりました。
手足上げて寝るんですか?疲れるWWWWWW
軽乗用車だろうが、ハイト系ワゴン貨物ナンバーだろうが、何をどうしたって寝るには無理があることを代車で痛感した。身長180cm近くある人にはそもそも長さが足りない。小柄な女性ではハスラーあたりでは上手くやってる人を見かけるが、とにかくシートを倒すと凹凸が酷くて駄目。凹凸を埋めるエアマットだけど用意するのに時間がかかる。撤収時にエア抜きが必要と時間のロスが酷い。寝るために必要なマットを増やすだけ荷物が増える。「できる」と「できなくもない」というのは別次元のこと。
軽で車中泊を頻繁にするなら、前席と後部(後席+ラゲッジ)が完全に独立した状態で、常に運転できるし後ろが寝床や部屋って考えなら軽バンほど理想的なものはないことは明らか。
それに軽バンの利点というものもある。軽乗用車やハイト系ワゴンのドライバーの視線の高さと、軽バン(エブリイやアトレー・ハイゼット)の視点の高さが頭1個ぶん以上高いので先の見通しが楽。
視線が高いとスピードは遅く感じ、目があまり疲れない。視線が低くなるほどスピード感は増して目が疲れる。
エブリイもとうとうハイゼットやアトレー同様にCVTになったことで軽バンというカテゴリは全体的に運転のストレスが軽減されている。4WDを必須としない人や地方ではかなりお安く乗り出しできるので、入門として軽バンを選択したら、たぶん、他の車種に乗り換えようとあまり思わないかも知れない。