ホンダ新型「“大きな”オデッセイ」初公開! 「NSX」デザイン&3.5リッターV6採用! 顔面刷新の「上品“ミニバン”」米に登場
2024年7月22日、ホンダの米国法人は新型「オデッセイ」2025年モデルを発売しましたが、その際に「スーパーカーからの部品流用」をしたことで話題を呼びました。この“北米”オデッセイが日本のオデッセイと異なる理由について紹介します。
「NSX」の部品流用で話題に! “北米”「オデッセイ」とはどんなクルマ!?
ホンダの米国法人は2024年7月22日、マイナーチェンジを実施した新型「オデッセイ」2025年モデルを発売しました。
デザインの小変更をおこなうなか、クルマ好きの間ではいま新型は「スーパーカーからの部品流用」で話題となっています。日本のオデッセイとは異なるスタイルですが、どのようなクルマなのでしょうか。
なんとリアバンパーには“第2世代NSX”と同じリフレクター(反射板)が組み込まれている!
そんな“部品流用”が話題となっているのが北米「オデッセイ」の最新モデルです。
この7月にマイナーチェンジを受け、2025モデルとして進化。フロントとリアのデザインを大きくリフレッシュしました。
その新しい意匠のリアバンパーに、NSXと同じリフレクターが組み込まれているというわけです。
ところで、そんな北米仕様のオデッセイを見て「同じ車名なのに日本仕様とずいぶん違うクルマだね」と感じた人もいるかもしれません。
「日本と海外では同じ車名だけど、違うクルマを売っている」というのはホンダに限らずよくある例で、この北米仕様オデッセイもそのひとつ。
しかしながら車名だけでなくクルマのキャラクターもほぼ同じなのでちょっとわかりにくいですね。
そこで、日本向けオデッセイとアメリカ版オデッセイの違いをまとめてみました。
日本仕様と北米仕様の違いとして、もっとも大きいのはサイズです。
日本のオデッセイは全長4860mm×全幅1820mm。いっぽう北米仕様は5212mm×1994mm。北米のほうがひとまわり大きなボディとなり、そのぶん室内空間も広がっています。
もうひとつ大きな違いはパワートレイン。
日本向けは現在ハイブリッドのみで、エンジンは排気量2リッターの直列4気筒と組み合わされています。
いっぽう北米向けはハイブリッドではなく純ガソリン車で、3.5リッターのV型6気筒エンジンと低回転域のトルクを求められるアメリカらしい選択と言っていいでしょう。
最高出力は284psで、トランスミッションはなんと10速ATです。
現行世代がデビューした2018年、ホンダ車としても、ミニバンとしても世界初搭載となったものです。
シートレイアウトにも違いがあります。
現在の日本仕様は、2列目に左右席が独立したセパレートシート(キャプテンシート)を組み込む7人乗りのみ。そのかわりオットマンや大型アームレストを備え、シート調整も電動式とした上級仕立てのシートを採用しています。
いっぽう北米仕様の2列目は、実用性重視の3人掛けシートを装備し、8人乗りとしています。
しかしながら、中央席を外すことでセパレートシート状態にトランスフォームし、また左右スライド機能によって2席を連結して“2人掛けベンチシート”としつつ、3列目への通路を広く確保して3つめへのアクセスを容易にするアレンジも可能な構造としました。
プレミアムミニバンとして磨きをかけた日本向けに対し、北米仕様はあくまで実用性を求めた設計とその方向性の違いが表れているのです。
あれ?ステップワゴンのデザイン踏襲しないんだね。やっぱり、カッコ悪いと認識してるのかな。