ムリな願い!? お盆の“大渋滞”「どうにか避けたい」! ほんの“少し”でも「快適に旅をする」方法とは

いっそ「前の晩」から向かってしまうのも「アリ」!

 例えば朝6時に都心を出発するような“朝出発プラン”の場合、どうしても渋滞のピークとなる8時から10時頃に渋滞発生箇所を通過することになります。

 このようなプランの場合、たいてい猛暑の中でエアコンを使い、さらに低速走行をすることになってしまうので燃費は悪化しますし、サービスエリアも満車となることも多く、ドライブ旅行の不快指数が高まってしまいます。

こちらは大渋滞でも、反対方向は案外ガラガラだったりするのです……[画像はイメージです]
こちらは大渋滞でも、反対方向は案外ガラガラだったりするのです……[画像はイメージです]

 また渋滞発生中は追突事故の発生も多く、事故渋滞が発生するとさらに渋滞距離が伸びるという悪循環となりがちです。

 その点で“前夜出発プラン”の場合は、渋滞予測のピーク時間にかぶることなく、より短時間で移動ができますし、夜間の移動なので、エアコンの負担も低減し走行速度も下がらないので、よりエコな移動ができます。

 サービスエリアのお店の一部は閉まっていることもあるかもしれませんが、フードコートなども混雑していることはほとんどないので、スムーズに休憩を取ることができます。

 またこのプランではなんと言っても、休日割引が適用されないお盆の時期でも、「ETC深夜割引」や「平日朝夕割引」は適用されるというメリットがあります。

 例えば東名高速道路で、神奈川県の横浜町田インターチェンジから愛知県の名古屋インターチェンジまで普通乗用車で移動する高速料金(ETC料金)を比べてみましょう。

 8月10日午前6時に出発する朝出発プランの場合は、6860円です。

 対して、8月9日22時に出発する前夜出発プランなら4800円となり、2060円もお得になります。

 これは0時以降に名古屋インターチェンジを出ることで深夜割引が適用されているからです。

 そのため、お盆時期にお得に渋滞を避けてドライブ旅行をしたいという人にはこの前夜出発プランをおススメします。

 同様に帰り(上り線)の渋滞を避けるためには、夕方に高速道路を利用しないというのが基本となります。

 ゆっくり現地で夕飯を食べててから、自宅付近のインターに0時過ぎに到着するプランにできると、渋滞を避けて帰りも深夜割引を適用でき、お得にドライブすることができます。

 とはいえお盆時期は、通常の週末や連休時期にも増して早朝から深夜までほぼ終日にわたる渋滞が続く予測も出ています。

 NEXCO各社の「高速道路情報サイト」にはお盆の渋滞予測が時間帯別に掲載されているので、主に深夜帯に残された「すき間」があるか、参考にしてみてください。

 また深夜割引には適用条件がありますので、こちらも同様に確認しておきましょう。

※ ※ ※

 前夜出発プランで移動した場合のデメリットを挙げるとすれば、プラス1日分の余計な宿泊費がかかってしまう点です。

 ただこれも、帰省先などに泊まれたり車中泊をするならば問題はありません。

 日中のロングドライブで疲れた状態のまま観光するのと、前の日に移動は済ませしっかり睡眠をとったうえで朝から観光するのとでは、旅の質も大幅に違います。

 お盆休みの渋滞にはうんざりというドライバーは、あきらめず試して欲しいところです。

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1件のコメント

  1. 残念ながら、夜行ってもPA/SAの駐車場は仮眠というより車中泊の車で一杯で、空いてないことが殆どで休めない。

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