トヨタが新型「スゴいGRカローラ」を世界初公開! デザイン刷新×「画期的8速AT」を新搭載! パワーアップした「改良モデル」米で登場
TOYOTA GAZOO Racingは改良モデルの新型「GRカローラ」を米国で世界初公開しました。
「GR-DAT」を搭載! トルクも向上
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は2024年8月1日(現地時間)、米国で改良モデルの新型「GRカローラ」を世界初公開しました。
GRカローラは5ドアハッチバック「カローラスポーツ」をベースにしたハイパフォーマンススポーツカーで、2022年3月に発表されました。
ベーシックモデルであるカローラは、1966年の発売以後、世界最量販車としての側面を持つモデルですが、「カローラクーペ」(TE25型)や「カローラレビン」など、モータースポーツにおいても好成績を残してきました。
ワゴンやSUVなど、時代に合わせたタイプを展開し、進化してきたなか、トヨタ自動車社長(当時)兼TGRマスタードライバーの豊田 章男氏の「多くのお客様に愛していただけるクルマだからこそ、絶対にコモディティと言われる存在にしたくない。お客様を虜にするカローラを取り戻したい」という思いから、開発がスタート。
ボディはカローラスポーツを基本としながらも各部が強化され、リアホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースが追加されたほか、CFRP素材のルーフパネルを装着し、剛性の強化と軽量化を実現。
パワートレインは「GRヤリス」と同一の1.6リッター3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」ですが、排気効率向上やピストン材質変更、過給圧の変更などを図ることで、最高出力は304馬力、最大トルクは370Nm(RZグレード)を発揮します。
これに前後駆動力可変のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」と、6速iMTを組み合わせます。
エクステリアはカローラスポーツを基本にしつつも、フロント・リアフェンダーを30mm拡幅するとともに、アグレッシブな大開口部のフロントロアグリルやサイドフェンダーダクト、デュフューザー形状のリアバンパーロアを採用。戦闘力の高さを主張する存在感のある仕上がりとなっています。
インテリアではスポーツ走行時の視認性を考慮したメーターに加え、車両の挙動をコントロールしやすいようにショートストロークのシフトレバーと手引き式のパーキングレバーを装備します。
2023年8月には改良が行われ、シャシーの締結ボルトの変更やフロントバンパーダクトの形状変更、新色の追加などが実施されています。
そして、今回の改良モデルでは、スーパー耐久シリーズなどのモータースポーツに参戦する中で得た学びを生かし、高速コーナーでの旋回性能、加速性能や冷却性能などを改良したといいます。
具体的には、前後ショックアブソーバーの構造変更やトレーリングアームの取付点上昇、リアのスプリング・スタビライザーのばね特性見直しなどを図りました。
パワートレインは1.6リッター3気筒ターボエンジン「G16E-GTS」から変更はないものの、中速域のトルクを30Nm増加させ、トータルで400Nmへと向上。
さらに、2024年1月にGRカローラに先駆けてアップデートされたGRヤリス同様、新開発の8速AT「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)」を追加設定しました。
冷却性能では、GR-DAT搭載車にはエンジン始動時の暖気もかねる水冷式ATFウォーマー&クーラーに加え、空冷式ATFクーラーを標準装備。またスポーツ走行を考慮して、エンジン冷却を強化するためにサブラジエーターを設定しました。
このほか、冷却用空気の排出ダクト構造やフロントブレーキに走行風を導くブレーキダクトも採用されています。
空力性能ではバンパー形状を変更。フロントコーナーでは乱気流を発生させ、サイドでは空気の流れを乱さないような形状とするなど、新デザインとともに性能の向上も図っています。
また、ABSやステアリングなどシャシー締結部の変更、クラッチの操作性も改良を図り、操縦性や安定性を高めました。
なお、価格などは発表されておらず、北米以外の地域への導入も未定としています。
正直、エクステリアのデザインは前期の方が好きかな。ちょっとごちゃごちゃしすぎな感じ…前期のだとクーリングダクトが小さかった?
あとは、やっぱり日本だと抽選なのかなぁ…
ハズレ続きだもんなぁ…