超レトロ顔の「“2人乗り”高級スポーツカー」がスゴイ! 「長すぎボンネット」&斬新デザイン採用! 魅惑のオープンカー「ヒミコ」とは?

日本で展開されているオープンカーのなかでも、ひと際異彩を放っている光岡「Himiko(ヒミコ)」は、一体どのようなクルマなのでしょうか。

異彩を放つオープンカー「ヒミコ」とは?

 晴れた日にドライブを満喫するために、ルーフを全開にして開放感を楽しめるオープンカーは、ルーフが開いている時と閉まっている時、それぞれで異なるスタイルを楽しめるのも大きな魅力です。
 
 そんなオープンカーが日本にも複数台ラインナップされていますが、なかでもクラシックな美しさと現代の性能を融合させた異彩を放つモデルが存在します。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

レトロなデザインと長いボンネットが特徴的
レトロなデザインと長いボンネットが特徴的

 それは光岡の「Himiko(ヒミコ)」です。

 同車は1990年と2000年に発売した「Le Seyde(ラ・セード)」の後継車で、邪馬台国の女王として名高い卑弥呼から名付けられました。

「宝石すら、嫉妬する。」というキャッチコピーが掲げられ、2009年1月の発売当初は、マツダの2シーターオープンカーの3代目「ロードスター(NC型)」をベースとして、販売されました。

 それからロードスターが2015年にフルモデルチェンジし4代目(ND型)となると、ヒミコもその流れに準ずるように、4代目ロードスターをベースとして2018年にフルモデルチェンジしました。

 また2023年7月29日には限定生産10台で「2024 MODEL」が発売開始されましたが、たった2日後の同年7月31日に受付終了していることからも人気の高さが伺えます。

 ヒミコの魅力は、なんといってもロングノーズにショートデッキの異彩を放つクラシカルなボディです。

 ボディサイズは全長4500mm×全幅1740mm×全高1235mm、ホイールベースは2910mmで最小回転半径は5.7mであり、ベースであるロードスターのホイールベース2310mmと最上回転半径4.7mと比較すると、かなりの差があります。

 決して取り回し易くはありませんが、それよりもヒミコを愛車に迎えるユーザーは、ロングホイールベースだからこそ成せる有機的なエクステリアを重視していることでしょう。

 そのデザインゆえに、クルマの重量に偏りがあるのではないかと思われるかもしれませんが、前後重量配分は48:52で最適な体幹になるよう調整されています。

 エクステリアは、ゆったりとした曲線のフロントフェンダーを中心に、立体感のある贅沢かつ大地を捉える力強さが表現されているデザインです。

 フロントグリルのメッキ加飾が高級感を演出しており、丸型ヘッドライトでよりレトロ感を強調。

 また空力性能も考慮されており、フロントアンダーカバーとフェンダーサイドパネル内部を翼断面形状とすることで、操作安定性の向上が図られています。

 ボディカラーはフレンチミントパールメタリック、ソリッドグレー、サンシャインオレンジ、シフォンアイボリーメタリック、ジェットブラックマイカに、特別塗装色のパッションレッドメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカを加えた7色展開です。

 インテリアもこだわりが垣間見えるデザインで、本革巻ステアリングに施されるサテンクロームメッキベゼルや、インナードアハンドル、エアコンルーバーのサテンクロームメッキなどがアクセントとなっています。

 また心地よい風合いのレザーシートは、身体を優しく包んでくれるような座り心地で、シートヒーターも装備されています。

 なお、完売した2024 MODEL専用装備としては専用フロントフェンダーエンブレムや藍色が美しい七宝焼グリルパッチ、車内外の統一感が美しいボディと同色のカラードドアアッパートリム、合成皮革の専用レザーシートなどが挙げられます。

 機能面では、Apple CarPlayやAndroid Auto、Bluetooth、CD/DVDプレーヤーが使用可能な車載システムと搭載しており、ドア2カ所にフロントピラーツイーター2カ所、運転席ヘッドレスト2カ所の合計6カ所にスピーカーで、音楽を楽しみながら運転できる装備が充実しています。

 安全設備にはクルーズコントロール、交通標識認識システム、マルチインフォメーションディスプレイ、ドライバー・アテンション・アラートなどのセーフティパッケージを搭載。

 加えて、セキュリティとして国土交通省が認可しているイモビライザー、ドアの取っ手に触れると自動でルームランプや足元のライトがつくイルミネーテッドエントリーシステム、パワードアロックなどが採用されています。

 エンジンは4代目ロードスターと同じく、1.5リッター水冷4気筒DOHC16バルブエンジンが採用されており、最大出力132ps・最大トルク151Nmです。

 2024 MODELの価格(消費税込)は、678万7000円で販売されていました。

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 市場性や台数は追い求めない個性的で夢のあるクルマづくりを続ける光岡にとって、まさにヒミコは光岡のスピリッツを形にしたモデルです。

 2024年7月30日現在では次の販売について発表されていませんが、2024 MODELが2023年7月に受付開始されたことを踏まえると、そろそろ次の販売についてアナウンスを楽しみに待ってもよいかもしれません。

【画像】「えっ…!」 これが斬新レトロ顔の「ボンネット長すぎオープンカー」です!(22枚)

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