6速MTあり! 全長4.1mの「小さな高級車」がスゴい! 「トヨタ車」ベースに“匠”手作りボディ採用!? 超レトロ風な「ビュートストーリー」どんなモデル?

光岡自動車の主力車種に「ビュートシリーズ」があります。現行モデルは2023年にフルモデルチェンジした「ビュートストーリー(4代目)」ですが、どのようなモデルなのでしょうか。

ベース車がマーチからヤリスにチェンジ!

 光岡自動車(以下、光岡)は、個性的なクルマをラインナップすることで知られており、既存の車両をベースに、ユニークな架装を施したモデルを手作りしています。
 
 そんな光岡の主力モデルとなっているのが「ビュートシリーズ」です。

上質なインテリアを備えた「ビュートストーリー」
上質なインテリアを備えた「ビュートストーリー」

 ビュートは、初代モデルが1993年1月に登場。日産「マーチ」をベースとし、クラシックカー風のコンパクトカーにカスタマイズした独自のデザインを実現しました。

 現行モデルは2023年9月に発売された「ビュートストーリー」(4代目)。11年振りにフルモデルチェンジされ、この世代からトヨタ「ヤリス」をベースに用いています。

 これは、マーチが2022年8月に国内販売を終了したためで、シリーズ初とのトヨタ車ベースへと進化を遂げました。

 ビュートストーリーのボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1495-1510mm。約4mのコンパクトなボディに、レトロでモダンなデザインを凝縮させた、「小さな高級車」と呼べるスタイリングが特徴です。

 外観は、瞳のような丸型ヘッドライトやハート型のグリルなどを装備。人懐こい表情やレトロで愛らしいデザインを継承しています。

 内装はヤリスのデザインを踏襲しつつ、光岡の職人によって丁寧に仕上げられており、インパネとシートが同色となるオプションを設定。シートは8色から選べるレザーシートを採用しました。

 また、2024年2月に一部改良がおこなわれ、8インチのマルチインフォメーションディスプレイを搭載したほか、「スマートエントリー&スタートシステム」が全車標準装備となっています。

 ボディカラーは、光岡独自の美しいカラーをラインナップ。

「チュールトップブラック」「マジカルローズ」「パンプスレッド」「ドレッシーホワイトパール」「ピスタチオカーキ」「カットソーグレー」「ガトーショコラメタリック」「ターコイズブルーメタリック」「テラコッタオレンジマイカ」「ベージュジレ」「コーラルベージュメタリック」「ウォッシュドデニムブルー」の全12色から選べます。

 パワートレインは、1リッターガソリン、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドを設定。なお、ビュートシリーズにハイブリッドが設定されるのは初めてとなります。

 駆動方式はFFに加え、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドは4WDも用意。トランスミッションはCVTを基本とし、1.5リッターガソリンのFFでは6速MTも選択可能です。

※ ※ ※

 ビュートストーリーの価格(消費税込)は322万5200円から451万円です。

 ベースのヤリスが150万1000円からという価格で販売されているのに対し、ビュートストーリーは2倍以上の価格設定ということになります。

 ただし、独自の装備をふんだんに盛り込んだうえに、メーカー保証も受けられるという安心感もあり、ほかの人とは被らない個性的なクルマを求める人にビュートストーリーは適しているといえそうです。

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