打倒“レクサスLM”!? 新型「超高級ミニバン」が凄い! “完全個室”の「超豪華4人乗り」&巨大モニター搭載! 「ジーカー009」とは?
中国にはトヨタ「アルファード」やレクサス「LM」に匹敵するラグジュアリーなミニバンが存在しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
中国の高級ミニバン「009」とは?
日本のミニバンは国内のみならずアジア全体で非常に高い人気を誇っており、特に中国ではトヨタ「アルファード」やレクサス「LM」などの高級ミニバンが、ステータスシンボルの1つとなっているのが現状です。
しかし、中国にもミニバン自体は存在しており、なかでもジーカー「009」は、アルファードやLMに匹敵するラグジュアリー性を持ち合わせています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
ジーカーは中国の自動車メーカーであるジーリーのEV専用ブランドです。
ジーリーは1993年に李書福氏が設立し、当初は国営二輪車製造工場の買収からスタートして1998年に初の量産モデル「豪情」を発表。
2001年に正式な自動車メーカーとして認可されました。
その後、急速に成長を遂げ、現在ではボルボやロータスなどの欧州ブランドを傘下に収める規模の自動車メーカーです。
そんなジーリーが2021年に新たなブランドとしてジーカーを発足し、現在ではシューティングブレークの「001」、セダン「007」、コンパクトSUV「X」、そしてミニバンの009といった4車種を展開しています。
なかでも009はEVミニバンとして2022年8月に発表。
ボディサイズは全長5209mm×全幅2024mm×全高1848mm、ホイールベース3205mmと、アルファードやLMよりも大きな全長全幅を持ち、3列シート6人乗りのゆったりとした室内空間が特徴です。
特に2列目の独立キャプテンシートや15.6インチの天井ディスプレイなど、充実したインフォテインメント機能を備えています。
パワートレインは前後に最高出力268馬力のモーターを搭載。
これに標準モデルは航続距離(CLTC方式、以下同)702kmを誇る116kWhのリチウムイオン電池、上位モデルは航続距離822km走行可能なCATL製の140kWhバッテリーを採用しています。
さらに最上級モデルの「009 光輝」は、全長5217mm×全幅2024mm×全高1812mmと、通常モデルよりも8mm長く、36mm低い仕様で、2列シート4人乗りレイアウトを用いており、より広々とした居住空間を演出。
1列目と2列目の間にはパーティションが設けられ、大型ディスプレイやフットレストなどが備え付けられています。
インテリアと同様にエクステリアにもアップデートが施され、特徴的なグリルをボディ同色に変更したほか、ホイールデザインも変更され、プレミアム感を増しています。
またパワートレインも強化され、フロントに最高出力362馬力、リアに最高出力415馬力のモーターを搭載。
0-100km/h加速は4.5秒というスペックを誇ります。
ライバルとして見据えているのは、最上位グレードに同じく4人乗りモデルを設定しているレクサスの高級ミニバンLMで、同車は中国では155万元(約3336万9600円)で販売されているとのこと。
一方、ジーカー009の価格は49万9000元(約1074万2800円)からで、最上級モデル009光輝は78万9000元(約1698万6200円)で販売されています。