日本の中古車相場が「ロシア」の影響で下落!? 厳しい「輸出規制」のなかで「売れている」クルマも? 意外な“ロシア行き日本車”とは
ロシアへの輸出規制 中古相場に「大変動」の車種も!?
前述の中古車買い取り店担当者によれば、日本の中古車は質が良いとの評価から、ロシアに限らずさまざまな国から需要が高いといいます。
ただ車種によって多く輸出されていく国はまちまちです。というのは、中古車の輸入に関する規制も違えば、その国のユーザーの好みや嗜好も違うためです。
たとえばロシアへ多く輸出されていたランドクルーザープラドやプリウスだと、バングラデシュやパキスタン、ケニアなどへも輸出されていきます。
世界の各地に販路があることから、ロシアへの輸出が止まっても、一般的には相場が変動するほどの影響は滅多にないといいます。
ところがその一方で、今回のロシアへの輸出禁止規制により中古車相場が急落しているケースがあるといいます。
「リーフやフォレスターは、国内の業者向け中古車オークションで相場が半分近くまで下落してしまいました。これは規制の影響とみられます」(前出の担当者)
愛車の乗り換えを検討しているなら、購入資金の計画に影響を及ぼす可能性もあるので、早めに買い取り店など複数の査定を受けて、自身の愛車の相場を調べておいたほうがいいかもしれません。
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中古車業界内では、ロシア向けの中古車輸出が禁止となった車種でも、第3国を経由してロシアへ中古車が流れていく抜け穴があるとの噂も聞かれます。ただこれは相場を引き上げるほどのものではありません。
愛車がロシアへの輸出が禁止された車種に該当する場合は、下取り価格の変化について意識しておいたほうが良いかもしれません。
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