名古屋高速の「名駅直結」進行中! 6か所の「新出入口」&ランプ新設の「大プロジェクト」で超便利に!? 気になる進捗は

名古屋高速で、名古屋駅に直結となる新たな高速出入口の建設事業が進んでいます。完成すればどう便利になるのでしょうか。また、事業はどこまで進んでいるのでしょうか。

6か所の出入口と2か所のランプを追加

 名古屋駅に直結となる、新たな高速出入口の建設事業が進んでいます。
 
 完成すればどう便利になるのでしょうか。また、事業はどこまで進んでいるのでしょうか。

名古屋高速の新洲崎JCT。ここに出入口が完成すれば、名駅が近くなる(画像:Google Earth)。
名古屋高速の新洲崎JCT。ここに出入口が完成すれば、名駅が近くなる(画像:Google Earth)。

 名古屋駅は、中部地方を代表するターミナル駅であり、高速バスをはじめ交通拠点にもなっています。

 しかし、近くに名古屋高速が通っていますが、駅に直結する出入口がないのが不便な状態です。

 そこで、名古屋駅周辺で、計6か所の出入口と2か所のランプが新設される計画です。具体的には以下のとおり。

●新洲崎JCTに出入口を新設

 新洲崎JCTは名駅の南東に位置し、都心環状線(縦軸)と万場線・東山線(横軸)が交差する場所です。ここに出入口を新設します。名駅東口バスターミナルまで最短距離となり、栄から信号待ちを繰り返してやって来る必要もなくなります。

●黄金出入口に、東名阪道(西側)との出入口を新設

 ささしまライブ地区に直結するこの出入口は、これまで東名・伊勢湾岸道方面(東側)方向からしか出入りできませんでした。西側からの出入りが可能になると、関西方面から名駅西側へ直結できるようになります。

●栄に、東名・伊勢湾岸道方面(東側)との出入口を新設

 ここに出入口を新設すれば、東京方面からのバスが、栄バスターミナルに直結しやすくなります。

●丸田町JCTに、都心環状線と名駅方面をつなぐランプを新設

 ここにランプができれば、小牧方面から栄・名駅へ直結でき、帰路は栄・名駅から名古屋南JCT方面へアクセスが便利になります。

 以上の出入口・ランプ設置で、名駅まで下道を信号待ちの連続で行くしかなかったのを、ほぼ駅直結でアクセスできるようになります。

※ ※ ※

 気になる進捗ですが、名古屋高速道路公社は2024年6月13日、運営会議にて、最新の事業進捗を報告しました。

 それによると、2024年度は「引き続き、詳細設計や用地取得、関係機関協議、支障物件の移設等を進め、本体工事の着手に取り組むとともに、必要な手続きを進める」としています。

 ちなみに、用地取得率は、2023年度の時点で、新洲崎地区では100%、黄金地区では64%となっています。

 なお、新洲崎JCTの新出入口の完成めどですが、ことし1月に「2028年度→2031年度」と3年延期が発表されています。理由については「新洲崎地区における詳細検討の結果を踏まえ」としています。

【画像】超便利!? これが「名古屋駅直結」整備計画の完成イメージです(17枚)

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