【試乗】「アイサイト」最新版は首都高をどう走る? スバル「レヴォーグ」で見るその実力(画像31枚)

改善の余地あるも買い時はいま?

 慢性的に混み合う高速道路で、法定速度を遵守して粛々と走るのはストレスがたまるもの。前車との車間を微妙にツマ先で取らなくてはならない通常運航に対して、主にブレーキに注意しながら設定速度で走れるACCは、日本では特に今後の主流制御となっていくでしょう。

 運転支援技術としては、「アイサイト」は非常に優秀です。それでも「リアルワールド」では、まだまだ改善の余地はあります。

 そしてこれらはナビとの連携やインフラと大きく関わることなので、スバルの開発陣も「我々一社ではなく、各社が日本のシステムとして協力し合いながら構築して行ければ」と語っていました。

全車「アイサイト・ツーリングアシスト」を装備した最新の「レヴォーグ」、価格は282万9600円(税込)より(画像:スバル)。

 さてこうしたシステムを手に入れる上で、消費者的に悩むのはその「買い時」でしょう。

 これについては自分も明確な答えを持っていませんが、いきなり全てが自動化する前、まだドライバーの操作が大きく主軸をしめる現状で、これを経験しておくのが一番なのではないかと思いました。そうすることで仮に遠くない将来、クルマの運転が自動化された状況でも、これに正しい倫理観を持って対応できると思うからです。

【了】
提供:乗りものニュース

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Writer: 山田弘樹(モータージャーナリスト)

自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。レース活動の経験を活かし、モータージャーナリストとして執筆中。並行してスーパーGTなどのレースレポートや、ドライビングスクールでの講師も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

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