新型「“3人乗り”スポーツクーペ」25年に登場へ 「美しすぎデザイン」の軽量ボディ×リア駆動を採用! 斬新すぎる「プロジェクトV」に期待大
ケータハムが2025年後半から投入する新型「プロジェクトV」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
軽量スポーツカーの代名詞「ケータハム」 新型スポーツカーに期待
ケータハムは2025年後半から26年前半にかけて新型「プロジェクトV」を発売します。
日本でも実車が公開されており、さらに国内でも投入予定があるといいますが、どのようなモデルなのでしょうか。
ケータハムは1973年に創業した英国の小型スポーツカーブランドです。2009年に日本国内でディーラーを運営するVTホールディングスの傘下となりました。
主に2ドアスポーツカー「セブン」など、きわめて軽量な構造にオープンエアーで操る楽しみを最大化させた唯一無二のモデルを展開し、根強いファンに支持されています。
2023年には設立50周年を迎え、これを記念するさまざまなイベントが開催。
そのひとつである英国グッドウッドのモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、2ドアクーペEVスポーツカー 新型プロジェクトVが世界初公開されました。
開発段階からEVとして設計されたプロジェクトVは、数多くの名車をもたらしたイタリアの老舗デザインスタジオ イタルデザインが製作を担当します。
ボディサイズは全長4255mm×全幅1893mm×全高1226mm、ホイールベースは2581mm。シャシにはカーボンファイバーとアルミニウムの複合素材を採用し、EVとしては極めて軽量な車体重量1190kg(目標値・DIN)未満に抑えました。
パワーユニットはリアアクスルに200kW(272馬力)のシングルモーターを搭載。これに55kWhの大容量高性能リチウムイオン電池を組み合わせ、0-62mph(約100km/h)加速は4.5秒未満、最高速度(推定)は143mph(約230km/h)をマークします。
サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン式で、ブレーキも大型キャリパーを備えるなど、激しいスポーツ走行にも耐えることの可能なセッティングです。
一方、航続可能距離は249マイル(約400km・WLTPモード)としており、電費性能も追求。実用性も確保されています。
デザインはケータハム・セブンを所有するフランス人デザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏が担当。
エクステリアは、シンプルかつミニマムなものを基本とし、ケータハムがこれまで展開してきたモデル同様に、軽量かつドライビングの楽しさを引き出すためにデザインされたといいます。
また、ロアグリルや前後フェンダーなどにはセブンシリーズとの共通性を感じさせる意匠を採用。これにブラックの前後アンダースポイラーや楕円形のテールなどを組み合わせ、新時代のモデルらしくスタイリッシュにまとめています。
インテリアでは、シートレイアウトが前席2人・後席1人の3人乗りを基本とする特殊なスタイルで、オプションで後席2人乗り仕様も設定。
ドライバーを中心にしたインパネは、シンプルにまとめながらもスエード調素材やダブルステッチを施すなどプレミアムな雰囲気を演出しています。
メインメーターやインフォテインメントシステムなどには液晶パネルを採用しつつ、アナログ計器風デザインも取り入れるなど、先進性とエモーショナルな雰囲気を両立させています。
ドライブモードはスポーツ走行に特化した「スプリント」以外にも、「スポーツ」や「ノーマル」も選択でき、シーンに応じて加速や操作性を調整することが可能です。
価格は8万ポンド(発表当初レートで約1452万円)以下を目指すとしており、詳細は投入予定が近づくにつれて明らかにされるとみられます。
日本においては2024年1月開催の「東京オートサロン2024」で初公開され、老舗ブランドによる新時代のスポーツカーということもあり、多くの来場者がブースを訪れるなど、注目されています。
SNSなどでも、「サイドラインが美しい…」「セクシーなクルマだなぁ」とデザインを評価するコメントや「イギリスのライトウェイトスポーツカーの伝統を絶やす事無く死守する姿勢には好感が持てます」といった、EV化のなかでもスポーツカーを絶やさない姿勢のケータハムに敬意を表す声も寄せられています。
なお、ケータハムカーズ・ジャパン広報担当者は東京オートサロン2024の披露時に、日本国内で導入する予定を明かしており、2025年以降の登場に期待が寄せられています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。