なぜ「ETCレーン」でバーがあがらない? “突破”しても良い!? 「正しい対処法」とは

原因はどこにある? カードが壊れているときの注意点

 ETCバーが上がらない主な原因は、カードや車載器の故障・不具合などです。原因がETCカードにある場合、有効期限切れや車載器との接触不良が考えられます。

 有効期限切れのカードは、機器によっては挿し込んだ際などに音声による通知や表示がされるものもありますが、されない機器もあります。

 その場合、自分で期限を確認するしかないため、頻繁に利用しない人は利用前に必ずETCカードの有効期限を確認しましょう。

ETC機器やETCカードの状態はこまめにチェックするようにしましょう[画像はイメージです]
ETC機器やETCカードの状態はこまめにチェックするようにしましょう[画像はイメージです]

 カードに傷や歪み、摩擦などの問題がある場合も、ETCは正常に作動しません。

 使用しないときは車載器からカードを取り出して、乱暴な扱いや極端な温度変化、磁気を避けて保管しましょう。

 カードの有効期限が切れていたり、カードが壊れている場合は、早めに再発行の手続きを行いましょう。

 再発行の手続きは、カード発行会社や提携クレジットカード会社に連絡する必要があります。必要書類を提出し、再発行手数料を支払うことで、新しいカードが発行されます。

 カードの再発行には通常1週間から2週間ほどかかり、手数料がかかる場合もあります。カードが使えない期間は、高速道路の利用には現金や他のクレジットカードでの支払いが必要になります。

 一方、カードが正常でも車載器に不具合が起きているケースもあります。

 原因が機械側にある場合、ETCカード自体は使用できるため、係員に清算してもらう際はETCカードで支払い可能です。

 しかし、カードが壊れている場合は決済できず、現金や他のクレジットカードで支払う必要があり、ETC割引が適用されない可能性があります。

 ETCカードや車載器が正常でもバーが上がらないケースもあります。

 ETCカードを料金所の直前で挿入した場合です。車載器とカードの通信が間に合わないため、バーが上がらない可能性があります。

 また、車窓に無線電波を遮断する物がある場合、例えば、スマートフォンや電子機器などを車載器の近くに置いていると、電波干渉が起こり、正常に通信できなくなる可能性があります。

 さらに、高速道路の出口や分岐点で誤って通過し、周回走行や迂回走行をしてしまった場合にも、ETCゲートが正常に作動しないことがあります。

※ ※ ※

 このように、ETCバーが上がらない主な原因として、カードや車載器の不具合が考えられます。

 日頃からETCカードと車載器の状態をこまめにチェックし、適切なメンテナンスを行うことが大切です。

【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)

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