新潟駅の「昭和レトロなバスターミナル」ついに解体消滅!「思い出をありがとう」「懐かしい」SNSに惜しむ声も 「万代口」の顔として65年
JR新潟駅を象徴する存在だった、昭和の雰囲気が残る「万代口バスターミナル」。3月末をもって廃止されたあと、ついに解体撤去され、完全な更地になりました。
新潟駅の思い出の風景 ついに消滅
JR新潟駅を象徴する存在だった、昭和の雰囲気が残る「万代口バスターミナル」。3月末をもって廃止されたあと、ついに解体撤去され、完全な更地になりました。
新潟交通は2024年5月30日、公式SNSを更新。
「旧万代口バスターミナル 上屋は綺麗さっぱり取り壊されました。みなさまの記憶にいつもまでも残りますように」
添付された2枚の写真には、在りし日の「大屋根」が誇らしげにそびえる姿と、すっかり更地になったバスターミナル跡地に5台の重機が動く様子が、それぞれ写っています。
コメントでは「万代口バスターミナルよ、永遠に、永遠にさようなら」「大きなバスが整然と並ぶ光景と、見事な入出庫を幾度となく繰り返す運転手さんの手腕。飽きることなくいつまでも見ていられた、忘れられない光景です」「2月に新潟に行った時にみたのが最初で最後だったな」「新潟駅といえばこのイメージでしたね〜バスがずらっと並ぶ景色は壮観で、古いバス乗り場でしたがとても活気がありましたね!」など、懐かしむ声が多く寄せられていました。
万代口バスターミナルが誕生したのは1958年。大屋根の下に13本のバスレーンを設け、バス車両はバックして乗り場に停車し、乗客はバスの後部側の乗り場からぞろぞろとドア前へ向かうという風景がありました。
このような「頭端式バスターミナル」は全国各地で見られる風景でしたが、再開発やバスターミナルの廃止などで徐々に数を減らしていき、今では新潟駅前が貴重な存在でした。
そんな万代口バスターミナルも、新潟駅の高架化と周辺再開発にともなって、統合再整理されることに。もともと万代口と南口で遠く分断され不便だったバス乗り場が、高架下の新ターミナルへ集約されることになり、利便性が大きく向上することになりました。
そうして2024年3月31日をもって、万代口バスターミナルは営業終了。4月から解体工事が始まっていました。
今後この跡地は、駐車エリアや歩行エリアとして生まれ変わることとなります。狭くごちゃごちゃしていた万代口も、スペースを再整理されてタクシープールや送迎レーンが効率的に配置され、駅2階デッキから万代橋方面へスムーズに移動できる動線が確保されるようになります。
ちなみに、萬代橋方面へ少し離れた繁華街にある「万代シテイバスターミナル」は引き続き営業が続けられます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。