ロシア国産車メーカー「ラーダ」売上超爆増!? 「過去12年で最大」前年比67%アップ 「外国企業撤退」でシェア爆延び中 しかし急成長のライバルも!?

ロシアの自動車メーカー「ラーダ」は2024年5月2日、国内の乗用車と商用車の4月販売台数について、過去12年間で最大になったと発表しました。

ロシア国産車が急成長のワケ

 ロシアの自動車メーカー「ラーダ」は2024年5月2日、国内の乗用車と商用車の4月販売台数について、過去12年間で最大になったと発表しました。

ロシアのシェアで首位に君臨する「ラーダ」
ロシアのシェアで首位に君臨する「ラーダ」

 同社によると、2024年4月の販売台数は4万5551台に達し、昨年比でも64.8%も増加したといいます。

 最も人気の高い「グランタ」は4月に2万1429台を納車(前年比7.7%増)。新型「ヴェスタ」も1万3450台の販売実績となり、小型クロカン「ニーヴァ・レジェンド」は4か月で1万6609台を売り上げ、前年比では驚異の51.9%増となっています。

 2021年に登場したSUV「ニーヴァ・トラベル」は、4か月販売台数が前年比で21.6%増加し、17453台となっています。

 ロシアではウクライナ侵攻にともない、欧米はじめ各国から禁輸措置など経済制裁が続くほか、現地法人も撤退しています。

 これまでは起亜自動車やヒュンダイ、ルノーやフォルクスワーゲン、トヨタなどがシェア上位にありましたが、それらが撤退したことで、新車需要がロシア国内メーカーへ押し寄せた結果、今回のような急激な販売台数増加につながっていると見られます。

 親会社であるアフトワズによると、2023年のラーダ販売台数は35万2572台で、前年比87%の爆増。ロシア国内のシェアは過去20年で最高の35%に達したと発表しています。

 いっぽう、海外企業としてシェアを急速に伸ばしているのが、奇瑞、吉利など中国メーカーです。ロシアの大手銀行の発表した数字では、2023年に中国車のシェアが合計で49%を占めたと報じられています。もともとラーダはシェアトップに君臨していましたが、国内情勢を受けてその牙城が飲み込まれていくかもしません。

【画像】超カッコいい!? これがロシアNo.1「ラーダ」のセダン&SUVラインナップです(画像)(30枚以上)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー