ホンダ「過去最高」の営業利益1.4兆円! 2020年後半に向けて電動化追及へ
ホンダは「2024年3月期連結決算」を2024年5月10日に発表しました。
過去最高の営業利益1,4兆円を記録
2024年5月10日にホンダは「2024年3月期連結決算」を発表しました。
ホンダの2024年3月期連結決算は、2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。
売上高は20兆4288億円(前年同期比20.8%増)、営業利益は1兆3819億円(前年同期比77%増)となり、過去最高の営業利益を記録しました。
中でも四輪事業の売上高は13兆7915億円(前年同期比27.9%増)、営業利益は5606億円(前年同期営業利益-166億円:赤字)、二輪事業の売上高は3兆2201億円(前年同期比10.7%増)、営業利益は5562億円(前年同期比13.8%増)となっています。
販売台数について四輪事業では285万6千台(前年同期比11.4%増)、二輪事業では1221万9千台(前年同期比0.3%増)と前年度と比べ共に増加となっています。
四輪事業では、これまで収益性で課題があったものの、基幹モデルである「CR-V」、「シビック」、「アコード」などの共用率の拡大や、ハイブリッドシステムのコスト削減および商品性の向上などにより、事業体質が改善され、前年同期比で大きく増益となったとのことです。
そして販売台数の増加要因としては、中国での減少はあったものの、米国での堅調な需要が影響しての増加によるものとしています。
一方、二輪事業では圧倒的な基盤を持つアジアに加え、先進国における大型モーターサイクルの販売拡大や南米での商品ラインアップの拡充などにより、事業体質をさらに高め、グローバルでバランスよく稼げる体質を構築できたといいます。
販売台数では、ベトナムでの景気減速などによる減少はあったものの、インドやブラジルでの堅調な需要による増加などにより、全体としては前年同期とほぼ同等に着地したとされています。
また25年3月期見通し売上高は20兆3000億円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1兆4200億円(前年同期比2.8%増)と、売上高はマイナス、営業利益はプラスとなる見通しとなっています。
販売台数について四輪事業では297万台(前年同期比4%増)、二輪事業では1306万台(前年同期比6.9%増)と前年度と比べ共にプラスとなっています。
ホンダのCEOである三部敏宏氏は「2024年度は電動化に向けた資源投入を確実に進めながら、営業利益1兆4200億円、営業利益率は当初の目標を1年前倒しし、本年度に7%達成を目指します」と述べています。
加えてハイブリッドシステムに関し、2020年代後半に向けて更なる性能とコスト進化を計画しているとのことです。
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