日産の新型「車中泊専用バン」がスゴい! めちゃオシャレな「上質インテリア」採用! もはや“車”じゃない斬新「部屋マシン」とは
日産「キャラバン MYROOM」の居住スペースは、どのような仕上がりなのでしょうか。
もはやクルマじゃない! 「部屋感」すごい“車中泊専用モデル”とは
日産の商用バン「キャラバン」をベースに、車内をあたかも“自分の部屋”のようにゆったりと車中泊できるように仕上げた「キャラバン MYROOM(以下マイルーム)」を2024年夏に発売します。
車内はどのような特徴があるのでしょうか。
キャラバンは1973年に登場したワンボックスタイプの商用車で、現行型は2012年6月に登場した5代目。デビュー当初は「NV350キャラバン」という名称で発売されました。
11年ぶりのフルモデルチェンジを果たした現行モデルでは、4ナンバー規格内に収められた車体のなかで、存在感のあるデザインを採用したほか、空間効率を極限まで高めたクラスナンバー1の広大な荷室が特徴です。
このキャラバンをベースに、後席から荷室にかけて車中泊向けの専用装備を装着したのがマイルームです。
日産によるとマイルームは、日常生活に追われる中で非日常を感じ、自然に触れて安らげる空間がほしいユーザーに向け、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んで、リラックスすることができるクルマとして開発したと言います。
インテリアは、キャラバンの広い荷室を活かしつつ、床から天井に至るまで明るめの木目素材を採用。北欧家具のようなモダンで温かみのある空間が広がっています。
クオーターウインドウ上には木製のブラインドが備えられており、休憩時には室内の採光を自由に変更できるとともに、クルマの窓であることを感じさせません。
クオーター上部には黄色系の間接照明を備え、ルーフにもスポット照明も装備されているため、夜間は車中泊の準備をする十分な明るさから、優しい光で照らされるムーディな空間にも変更できます。
さらに、前席との間やスライドドアにはカーテンが装着され、プライベート空間が守られています。
また、リアシートはシートの表裏で硬さの異なるクッションを採用しており、乗車時には硬い面に座ることで疲れにくく、休憩時にはシートの座面・背面を反転させるとソファのような座り心地のシートが現れます。
後部にはベッドが設置され、折りたたみ式と跳ね上げ式の2タイプを設定。跳ね上げ式ではクオーター側に立てられたベッドを倒し、リアシートをフルリクライニングさせるだけで、長さ2192mm×幅1204mmの寝床を確保することが可能です。
リアシート後部に設けられた脱着式テーブルの位置を変更すれば、ベッドの上に座ってくつろげる「ダイニングルームモード」、シートを利用した「リビングルームモード」など、シーンに応じてさまざまな使い方にセッティングできます。
機能面では、車内にAC100Vコンセントが備えられており、車体には外部電源入力システムが搭載されているため、車中泊スポットで電源が確保できればエンジンを始動させずに電装品を使用でき、オプションで用意される「ポータブルバッテリー from LEAF」を使うと、電源がなくても家電を使用することが可能です。
こうしたさまざまな専用装備を採用していることで、ベースがシンプルな商用バンであることを一切感じさせず、「クルマ感」のないくつろぎの空間に仕上げられました。
また、メーカー純正であることから走行中は追加装備によるキシミ音などはほとんどないことも特徴で、各部の質感も高いクオリティを実現しています。
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キャラバンマイルームは2024年夏に発売予定です。
なお、デビューを記念した特別仕様車「Launch edition(ローンチエディション)」は2024年1月末に受注受付を終了しています。
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