新型「旧車風ミニバン」実車公開! 斬新2トーンがカッコイイ「新型ワーゲンバス」国内登場へ VW専門店が「IDバズ」を披露

GAKUYAは「オートモビルカウンシル2024」に「ID.Buzz」を出展しました。どのようなクルマなのでしょうか

現代に蘇った「ワーゲンバス」 実車が公開

 GAKUYA(ガクヤ)は、2024年4月12日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催の自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2024」(オートモビルカウンシル2024)に出展しました。
 
 ブースでは、フォルクスワーゲン(以下VW)の新型EV「ID.Buzz」(以下IDバズ)が展示されています。

未導入の「ID.Buzz」 いち早く登場
未導入の「ID.Buzz」 いち早く登場

 ガクヤは大阪府東大阪市のVW車専門店で、旧モデルから最新モデルのトランスポーターをメインに扱っています。

 今回ガクヤがオートモビルカウンシル2024の会場で披露したIDバズは、2022年3月に発表された欧州初のフルEVのMPV(マルチパーパスビークル・いわゆるミニバン)です。

 通常の乗用タイプに加えて商用タイプの「IDバズ カーゴ」もラインナップされ、一部地域ではホイールベースを延長したロングモデルも設定されています。

 エクステリアは、1950年代から量産後、日本でも「ワーゲンバス」という愛称で親しまれている「タイプ2」バンの要素が取り入れられ、次世代EVとしてVWブランドのイメージメーカーの役割を持つと言います。

 極端に短いオーバーハングや、2トーンカラーで上下分割されたスタイルなど、ワーゲンバスの特徴をそのまま受け継ぎつつも、空気抵抗を抑えて空力に配慮したほか、前後のランプを横長のLEDランプとすることで、タイプ2の面影と低電力を両立しています。

 一方で、インテリアは最新のデザインとなっており、水平基調のインパネにコンパクトな液晶メーターと、大型のインフォテイメントディスプレイを組み合わせ、デジタライズされモンダンな印象を与えています。

 各トリムには動物由来のレザーではなく、再生ペットボトルやプラスチックを使用するなど、持続可能性にも配慮されました。

 ボディサイズは全長4712mm×全幅1985mm×全高1937-1938mm、ホイールベースは2988mmです。

 プラットフォームにはEV車専用「MEB」を採用し、パワーユニットには150kW電動モーターをリアに搭載。これに77kWhのバッテリーを組み合わせ、後続可能距離はIDバズで約421km(WLTPモード)を確保しました。

 ホイールベースを250mm延ばしたロングモデルでは、全長も4962mmと延長し、パワーユニットも210kW、バッテリー容量も85kWhへと容量をアップしています。

 今回ガクヤが展示したのはIDバズ カーゴで、同社のデモカーだと言います。

 ラゲッジスペースは長さ2208mm×幅1732mm×高さ1279mmで、欧州で使用されている1200mm×800mm大の「ユーロパレット」を横に2つ積載できるスペースを持ちます。

 エクステリア上では乗用タイプと大きな違いはありませんが、テールゲートは観音開きとなっているほか、リアドアやクオーターにはウインドウがないことが特徴です。

※ ※ ※

 なお、VWでは2023年3月にIDバズの国内投入をアナウンスしており、2024年末以降に発売される予定です。詳細スペックや価格などは、発売時期が近づくにつれてアナウンスされると見られます。

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